以前造ったナイフケースの形状を参考に、肥後守のケースを製作。
グリップに厚みのある積層強化木に合わせたサイズ感。
これで所有するすべての肥後守にあったケースを作り終えた。
材料には、最後に使ったのはいつだったか忘れたくらい放置していたクロム鞣しの黒革を使用した。
経年変化を楽しみたかったので基本はタンニンなめしの革を使っていたのだが、久しぶりに黒を使うといつもと違う雰囲気が出ていい感じだなぁ。
あまり考えずいつもの流れで黄色みがかったナイロンシニューを使ったこともあって糸が目立つ。
使っていけば銀色っぽい感じになるので、より糸が目立つだろうなぁ。
FEDECAのナイフケースを作成したときに記録していた寸法とデザイン画を参考にした。芸が無いので似たようなデザインの踏襲になってしまうが・・・。。
クロムなめしの革は経年変化が少ないので、新品時の見た目の良さが長く続くのが良いところ。黒革で作ったアイテムも少ないし、そんなにハードに使ってないので毎日実用させたときにどんな感じになるかは未知数。
革細工を始めた時に買った半裁の黒革がほとんど使われずに綺麗なままあるし、黒い糸もあるし、ブラックトーンで小型財布でも仕立ててみようかな。
きっちりと図面を作っているので、久しぶりに復習して再現性があるかどうかを腕前も含めて試してみたいところ。
この時造った極小財布。
そういえば造りっぱなしで、使わず飾っていたりするんだけれど。
2024年3月9日追記
結局、黒い革に白くて目立つ糸がアンマッチで落ち着きが無く感じてしまったため、改めて糸を抜いて黒で縫い直した。