
前日突然訪れてくれたO田さんと話をして十種ヶ峰へ。
祝日で休みの息子も行きたいとの事で一緒に山登りすることになった。
天気も良く快晴。
十種ヶ峰はヤマシャクヤクのシーズンだが、例年はゴールデンウィーク前がピーク。
すでに連休後半に差し掛かっているため咲き具合は期待できない。
満車で車の止める場所がないほどになる駐車場は閑散としていた。

樹林帯に覆われた林道をすすむ。
息子も登山に慣れて来ていて、山道でもしっかり歩けるようになった。
きちんとした登山靴を装備すればいいのだけれど、成長期の子供には購入を躊躇ってしまうな。とりあえず、指ぬきの手袋やザック、トレッキングポールは息子と共用で使っているが、普段使いでも大丈夫な服をモンベル辺りで見繕ってみるか。

樹林帯の終点で小休止。
ここから本格的に登山道だ。谷底を進むルートで連休前半から降っていた雨の影響でぬかるんでいるし、谷にはいつもより多めの水が流れていたが、進むには十分に許容できる範囲だ。

本格的な谷底へ。

川べりの小さな滝の横のロープ場を慎重に進む。
足元が濡れているので慎重に。
画的にO田さんは息子の師匠的立ち位置

谷は深く、鬱蒼としている。
時折聞こえるキツツキが鳴らす音や、ウグイスの声、川から聞こえるカエルの鳴き声を聞いたり、森の様子を観察したりしながら森の中を進む。

息子は木々に覆われた山道を行くよりも変化に富むアスレチックのような道が好みだそうな。
背丈もずいぶん大きくなったこともあって、ちょっとしたロープ場だったり岩場だったりは難なく通過できるようになってきている。

進むと森の雰囲気が変わってきた。
ヤマシャクヤクの自生区域に入り込む。
・・・が。

やっぱりヤマシャクヤクの花弁は全て落ちていた。
まぁ、こんなもんだね。
息子はヤマシャクヤクが満開の様子を見てみたかったらしい。
道中の看板にあった写真を見て驚いていた。まぁ、また来年行ってみようか。

ヤマシャクヤクの自生区を抜ける。春らしく木々は緑にあふれている。
「ここからが急登だね。」

O田さんはバテ気味。息子は思ったよりもへっちゃらなようだ。
きついだのしんどいだの小言を言わないのはそれなりに登山が面白いからだろうか。
「この先を抜けたら、稜線だ。」

開放感のある稜線を歩くのは息子は初めてだったかな。

左右は斜面で尾根沿いを進む。もう少しで山頂だ。

稜線から下界を望む。まるで師弟のようだ。
息子は山頂からみえる広大な景色が好きなようで、立ち止まっては目の前に広がる風景に魅入っていた。

「山頂到着!!」

よくここまで来ました。
天気もいいし風もないしヤマシャクヤクは見れなかったけれど、絶好の登山日和。
「ちょうどお昼だし、飯にでもしよう。」

定番の袋ラーメン。
シェラカップで二人で分けながら食べる。このやり方は以前の由布岳でやってみたこと。装備の大幅変更も無く、親子登山の定番の装備になりそうだ。

本当に良い天気。
と、隣のパーティーが何やら草の茂みだワイワイと盛り上がっている。

様子を伺うと、『無事カエル』のキーホルダーを飾って写真を撮影していた。
息子も俺も、O田さんもこの『無事カエル』を持っているので便乗して一緒に並べ、撮影会。
ikazuti-d.hatenablog.com

登山趣味人に浸透しているアイテムになっているのだろうな。
O田さんは明日も鹿児島の韓国岳へ遠征との事で余り山頂で長居せず、早めの下山。

「さあ、下山しようか。」

登山道は定番の神角ルート。
眺望の良い登山道をゆっくり下山する。
時折酷くぬかるんで足元が滑る時があったので、息子はストックを装備して下山。
「ストック使うと結構楽に歩けるね。」
息子はストックを気に入ったようだ。
以前の登山の時にそこら辺の木をストック代わりにしていたので、念のために持ってきていてよかったな。二人で道具が共有できるので、T型のストックを買っておいたも良さそうだな。

熊笹の道を抜ける。

生い茂った熊笹は息子の身の丈を越えていた。

そして樹林帯へ。
「少し疲れてきた。」
途中でエナジージェルやカロリーメイトで補食しながらゆっくり下山。

「あれ?開けてきた。去年は樹林帯が続いていたんだけれど。」
かなりの広範囲が刈り込まれていた。またここも植林されて森になるんだろうね。
立ち止まって年輪を数えてみたり、開けた風景を見ながら下山。

さぁ、ここまできたらゴールまであと少し。

田んぼの中にいる生物を観察したりタンポポの種を飛ばしたりして、無事元来た場所へたどり着いた。

〇往路 ヤマシャクヤクルート
走行距離:2.75km
走行時間:1:37'19"
平均ペース:35'19"/km
消費カロリー:228kcal
平均心拍数:133bpm
〇復路 神角ルート
走行距離:3.18km
走行時間:1:22:42"
平均ペース:25'55"/km
消費カロリー:228kcal
平均心拍数:118bpm
山頂を目指し、きつい登山道を進む。
山頂からの美しい景色を眺め、湯を沸かし飯を食う。
そして自然の空気を感じながら山を降る。
彼の自己肯定感が養えるのなら安いものさ。