蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

火を噴く工場

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空を見上げると薄曇りだったが、異様に赤かった。

地上の明かりが雲に反射しているとはいえ、いつもと比べて異様に明るい。

その方向に工場地帯があるのは承知していたが、いつもと違うのでベランダからその方角を見てみると、なんじゃこりゃ?

橋脚の間から鋭い光が差し込んでいた。

 

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 いつもはこんな感じなんだけど。

こんな調子だと、ベランダからの星空撮影は今後無理じゃないか。

夜遅くに家を抜け出して、燃えているところがどこかを見に行った。

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いつもの場所から。

工場地帯のど真ん中のようだ。

いや~眩しいな。

周南市のマンハッタン。周南大橋の上に移動。

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橋の上から日の出る煙突を写真に収めた。

事故?いやそういうもんなのか?煙突というよりは炎突。

何度かここにも足を足を運んだが、こんなに火を噴いているのを見るのは初めてだ。

そもそも炎を出していたかなぁ?

この異様な炎に気付いた人なのか、周南大橋にはカメラで撮影に訪れる人が僅かにいた。

確かに珍しい光景かも。

このまま炎が目立つと星の撮影に影響が出るので嫌だなぁと思っていたら気づいてから丸2日ほど燃えていつもの光景に戻った。

何を作っているのかは知らないが、生産の状況に合わせているんだろうな。

そういえば昔、ちょっと大きめの地震があった時に緊急装置が作動して生産調整をして見たことのない炎が上がって大騒ぎになったことがあった。

工場が壊れたみたいな騒ぎでニュースになったけれど、あれと似たようなもんなんだろう。

 

 

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