蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

NEW WEAPON 2019 NIKON Z50 X DAY

『汝、我を選べ。』

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そのグリップを握った時に、そう囁かれた。

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Zマウントミラーレスカメラ『Nikon Z50』を導入!!

とはいっても、今月初めに購入して約一か月ずっとテスト撮影を繰り返していたんだけどね。

センサーサイズはAPS-C、ボディ内手振れ補正なし、センサクリーニングなし、キットレンズに手振れ補正機能はあるもののマウントはプラ製でどこか貧弱。

スペック表を見ても、画素数は2000万画素とそこそこでエントリーからミドルクラスのボディサイズと性能。

時代はフルサイズミラーレス機が激戦区になる最中だろう。

すでに発売されているZマウントのフルサイズ機Z6、Z7とスペックだけ比べると中途半端で見劣りする性能だった為、発売当初は見向きもしなかったが、いつも行くカメラのキタムラに展示品が置いてあり、実際に触って試写してみると、不気味なほど性能が良い事に気が付いた。

Wレンズセットが15万円だったが、メーカーテコ入れのキャンペーン中で2万円のキャッシュバック。

さらにFマウントを取り付けれる専用アダプターを同時購入すれば、アダプターが半額というキタムラオリジナルのテコ入れもあったので、このタイミングを逃すと後悔するなと感じた。

現在、第一線を退いたD300とGXRがここ数年稼働していないこともあり、同じく稼働率の低いFマウントのAPS-C専用レンズと共に下取りに出したら、キャッシュバックと併用して実質7万円で入手することが出来た。

このときすでにネットでの評判が非常に高く、大ヒットしているようでどこも品薄状態。購入に出向いたときにはすでに店舗で最後の一台となっていた。

これを逃していたら、2か月待ちにはなっていただろうし、期限が迫ったキャッシュバックキャンペーンの恩恵にあずかれない状態になるところだった。

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初のZマウントという事なので、とにかく実用性を重視してWレンズキット購入。

標準レンズの『NIKKOR Z DX 16-50mm F3.5-6.3 VR』と望遠レンズの『NIKKOR Z DX 50-250mm F4.5-6.3 VR』の2本セット。

一応この二本のレンズがあれば、大体の撮影が可能になる。

標準レンズはパンケーキのように薄く、

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望遠レンズは16枚のレンズが本当に入っているか疑わしいくらいに軽量。

触ってみた感じはチープに感じるのだが、この二つのキットレンズの性能が思っていた以上に高い。

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シーイングが良かったとはいえ、テスト撮影一発目でカリカリの描写。

この電柱の下にある蛍光灯が画角の外で煌々と輝いているのだが、ゴーストやフレアなどは一切発生しないほどの耐逆光性能。

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望遠レンズも木々の枝のディティールまでしっかりと描写されている。

Fマウントの弱点とされていた、マウント径の小ささやフランジバックの長さというのをZマウントは克服しており、『大口径のマウントで設計されたレンズの余裕』というものが、このキットレンズの性能に活かされているように思える。

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また、レンズだけでなくZ50本体の機能も意外に豊富で細かな設定ができ、タイムラプスやインターバル撮影など玄人向けの撮影手法やシーン別に色合いや雰囲気を変更できるようなエントリーユーザー向けの機能まで幅広く設定できるようになっている。

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センサーサイズなど、カタログスペック上での訴求力は弱いが、実際に出てくる画像はセンサーサイズなど大した問題ではないような画をいとも簡単に吐き出してくる。

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ターゲットはエントリーユーザーや女性のようであり、ボディも小柄で何よりも軽い。Z6、Z7と比べると驚くほどの軽さだし、現在使っている一眼レフと比べるとその差はさらに大きくなる。

モニターも今や標準装備ともいえるタッチパネルのチルト式モニタだったり、高性能なEVFがついていたり、価格と性能の及第点をついている。

レンズ性能の高さと本体の性能の高さの組み合わせで、非常にコストパフォーマンスに優れていると感じる。

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まだ徹底的に使い倒すところまではいっていないが、夜景撮影での長時間露光撮影が多かったこともあり、バッテリーの持ちはあまり良くないように感じた。

感覚的に日中、通常通り使ってもカタログスペック通り250枚から300枚がバッテリーの限度のように思える。ここはやはりまだ一眼レフの方が優秀なようだ。

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ここ数年はスナップ写真が多く、出番はNikon1 V3が多かったのだが、その後購入したD810の方とくらべ性能が見劣りしてしまっていた。

Nikon1シリーズも他社ミラーレスにコテンパンにされてあっさりと撤退してしまい、手ごろな後継機が無い中でのZ50だったのでタイミング的には丁度良かったように思える。

スナップ写真ではやはり軽さは正義だ。

この軽いボディにしっかりとした性能が組み込まれているのが好印象だ。

登山でも積極的に使っていくつもりではあるが、レンズやカメラ本体にD810やD4ほどの防塵防滴性能が無いので、天候の悪そうな時や雪山などでは故障の原因につながる可能性が高く、持ち出すのはやめておいた方がいいだろう。

カメラのキタムラキャンペーンでマウントアダプターが同時購入で半額。実売価格3万2千円が半額なので、半額となるとこの差はデカい。

正直、このマウントアダプターだけに3万円以上の価値が見いだせず、単品で買うとバカみたいに高額なので、キャンペーンを利用して同時購入した。

キヤノンでも同等の純正アダプターが1万円以下なので、明らかに価格設定を誤っていると感じざるを得ない。キヤノンではこの価格のアダプターだとコントロールリングついているし、半額でも高いと感じてしまう。

今更価格を下げることも出来ず、販社を利用したテコ入れ。

ファンクションボタンや、コントロールリングでも付いていれば別の話だが・・・。

当初は品切れで来年1月末まで待ってもらうとの事だったが、キタムラの店長さんが頑張ってくれたようで、1週間後には手元に届いた。

現在手元のFマウントレンズを制限なくZ50で使える。

Nikon1マウントの場合はアダプターを噛ますと中央一点だけのフォーカスエリアしか使えずかなり不満だったのだが、Zマウントのアダプターにおいては、画面の端から端まで余すところなくフォーカスエリアを選択でき、撮影の自由度は圧倒的に高い。

初日の出に使える状況になったのでとりあえず良かった。

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フルサイズに移行しておいて、またAPS-Cサイズに戻ってきてしまったが、そこは最新のZマウント。そして何よりも次世代を担うミラーレスカメラだ。

ここ数年のソニーα7Ⅲの台頭や、この新型のZ50を使ってみた感覚だと、もう何年もしないうちに一眼レフが駆逐される気配を感じる。

ニコンもNikon1やアクションカメラなど不発どころか大コケしている商品が多かった。

途中、高級コンデジのCLシリーズを発表しつつ、販売延期になり最終的に経営判断で発売中止になるシリーズもあったくらいここ数年はひどい有様だった。

正直、今更コンデジなんてオワコンでしょうよ。

もう少し早くZマウントを導入していればと悔やまれる。

 

今後もZマウントのレンズラインナップも拡充してくロードマップがあったが、当面はこのキットレンズと所有するFマウントレンズで体制としては申し分ない状況であり、今の装備を活かした撮影をやって行こうと想う。 

Zマウントレンズは高級路線のSシリーズが先行しているため、とてもじゃないが現段階で気軽に買えるレンズがない。

撒き餌の軽くて安い単焦点レンズが欲しいところだ。

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もちろん、先日の自作カメラストラップはZ50用。

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こいつはカタログスペックではなく、実際に手に持って使ってみると初めてわかる性能の高さがある。

なかなか心強いカメラだ。

 

さて、ガンガン使っていこうか!!

 

 

 

 

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