マキタ製品で草刈り機とポータブル掃除機を購入したついでにバッテリーと充電器を買い増しした。
もともと父親から譲ってもらった電動工具はマキタ製で統一されていて、その中にバッテリーと充電器が含まっていたこともあって、アウトドアで使えそうなアイテムもマキタ製の物を買い揃えていた。
扇風機とか、
ポータブルスピーカーとか、ikazuti-d.hatenablog.com
ワークライトに至ってはランタン替わりだしね。
父親から譲ってもらったバッテリーはすでに充放電を何度も繰り返していたこともあって大分性能が落ちている上、その充電器も冷却異常のアラームが出て充電は出来るものの本来の急速充電などの性能を発揮できない状態であった。
大工だった父親からは充電タイプの電動工具はバッテリーがすぐにダメになるので有線の100Vを使うべきと教えられており、譲ってもらった沢山の工具の中でインパクトドライバー1丁以外はすべて100Vコンセントから有線で電源供給を受ける工具ばかりだった。
毎日毎日ハードに使うわけでも無いし、非常用電源替わりにもなるのと電源供給を受けれないアウトドアで使う事を想定しているので、とにかくバッテリー式の方が良かったので基本的に購入するマキタの製品はバッテリー式の物ばかりだ。
何分このバッテリーが14.4V6Ahの容量で定価は2万円、実売1万5千円程度と意外と高価だったりする。
とあるルートで一般販売よりも幾分か割安で正規品を購入できたので充電器と合わせて購入した次第だ。
実際アマゾンなどインターネットショッピングだと互換品と言われるものが1個当たり3千円程度で売られていたりする。正規品の実勢価格と比べると5分の1以下だ。
俺は『バッテリーは正規純正品を使う。』という事を信条にしているので、うかつに手を出さないようにしている。
そもそも何処でその価格差がついているのかというと、バッテリーの中に使用されているセルの品質に大きな差があるから。
セルとは乾電池のような形状の電池。それを並列、ないしは直列につないで定格の電圧・電流が出力されるよう設計にされている。
電子工作で使っている電池。1セルに相当する電池。
写真の物は単体で使う事を想定されていて、保護回路が付属しているもの。
2個直列で、7.4Vを作って電子工作を動かしている。こんなものを何個も直列・並列にして大容量バッテリーを構成しているんだね。
低価格の物はこのセルが低品質の物が使われているが故に、正規品と比べると低価格で販売されることが出来る。
気になって色々と調べてみると、このセルが廃品となったバッテリーからの再利用であったり、容量を満たさない物を仕込んで偽って販売していたりすることがあるようだ。これがいわゆる『低品質』という物。
中でも一番気になったのが最大充電電流の事。
充電時に電流をバッテリーに流して充電するのだが、今回購入した急速充電器はバッテリーに12Aの電流を流して急速充電を行うのだが、互換品はこの充電時の最大充電電流が4A程度しか対応してないため、急速充電で12Aも流したら3倍の電流を流し込む事になり、セルの破損に至るそうだ。一発でダメになることは無いものの繰り返すことでセルの寿命は極端に縮まり、すぐに使えなくなる。
旧式の充電器でも充電する際は9A流すので基本的に低価格互換品を使うと何が起きてもおかしくない。高価な正規品でもいずれは寿命が来るため、低価格の物を使いつぶしていく方がトータルコストが安いという考えもある。
それも一理あるが、バッテリーが使えなくなるならまだしも破裂・破損して火災に至るケースもあるようで、メーカー含め各所の機関から注意喚起がなされている。
その他にも電池に使っている基盤が正規品と比べ安全装置がついていない等の問題も多いようで、信頼性に欠けるところが散見される。
低品質のバッテリーを使っているとはいえ、リチウムイオン電池が破損すればかなりの損害になりかねない。安全装置をないがしろにしている基盤を使用しているならなおさらだ。
損害は『安物買いの銭失い』の比ではない可能性は非常に高い。
↓の記事はかなり詳細に調べている良記事。これを見たらネットで互換品買うなんて選択肢は無くなる。
特に低品質のバッテリーに関しては充電後保管しているといつの間にか放電していることが多い。GOPROで互換品を試しに使ったがまぁ酷かった。
非常用電源も兼ねている為、いざ使おうとして空でした、なんてことは避けたい。
互換品で代用できる部分と出来ない部分があるが、特に電池は『代用してはいけない。』分類になるだろう。
この時に購入したポータブル電源。半年たってもほとんど放電していなかった。
中華メーカーとはいえきちんとしたメーカーだったこともあって品質は良好だ。
電池に至っては、きちんとしたものを使用したい。