マキタの扇風機。正式名は充電式ファン。CF102Dというモデルの物だ。
小型軽量でバッテリーで動くということでアウトドアでも使えるアイテムとして有名になったものだ。ACアダプターを介して家庭用100Vでも動くので普段使いも出来る。
父親から譲ってもらった大工道具はマキタ製で統一されており、充電器とバッテリーが2つも含まれていた。
実はバッテリーの方が高価なのでマキタ製品を導入するのには敷居が高かったりする。中華製のまがい物なんかは使うつもりなんてないしね。
とりあえずこの問題を解決できたため、アウトドアで使えそうなマキタ製品を少しばかり買い漁った事がある。
その時に手に入れたものの一つがこのポータブル扇風機だ。
いい。実に良い。夏の暑い時期のキャンプにこれがあるだけで楽に過ごせる良いアイテムだ。
そんなアイテムもスノーピークがマキタと組んで別注モデルを販売した。
この時にばらして色でも塗り替えようかと温めていたものを実行した。
おなじみのマキタグリーン。
このあまり派手でも地味でもない微妙なグリーンというカラーリングはなぜか非常に目立つのだ。
アウトドアで使うと意外に溶け込むんじゃないかと思われがちだが、他のアイテムとの統一感を無視されて非常に目立つ。
家の中においても、何故か目立つ。
不思議と目立つこのグリーンは作業場においては置き忘れ防止等で重要な役割を担っているのだが、周りのアイテムとか生活空間に置いたときのまとまり感とかを考慮すると非常に厄介なカラーリングとなってしまう。
とにかく、非常に個性が強いのだ。
今回はもっと落ち着いた感じにしてみようとグリーン部分の塗装を塗り直すカスタマイズを実行した。
まずは分解。前面パネルを外す。
ファンはEリングで固定されているのでマイナスドライバーで引っ掛けて取り外す。
背面パネルが厄介だ。両サイドの黒いアームを分解すると背面パネルが取り外せるが、ケーブル類が外せない。
背面パネルにあるバッテリーホルダーとモーターには直接はんだ付けされているため今の手持ちの工具ではどうにもできない状態だった。
スイッチ類がある本体側を分解して何か解決策がないか確認したところ・・・。
やっぱりはんだ付けだよねぇ。
手持ちの工具で出来る策としてはアーム内部を通るエリアで配線を切断して分解するという方式をとった。
配線切断後の復元はギボシ端子を使って再接続をおこなった。
このエリアはファンの首振り動作に追従してケーブルが動くような場所ではないと判断した為だ。
背面パネルの配線カバーは溶着されて固定さているので溶着部分を削って取り外した。ここの復元は接着剤を使用。
で、ばらして緑色の部分をダークグレーで塗ってみた。
写真ではモーターがついているが、ここもビス2本で固定されているため、塗装の際はモーターは外している。
塗装はガンプラが売られているコーナーにあったプラモデル用スプレーを使用。
100mlのスプレー缶1本だと、1度塗りでぎりぎりといった感じだった。
なんか子供の頃使っていた感覚と比べると容量減ってねぇか?
あまりお金を掛けたくなかったので、この1度で終わらせたが塗膜を厚くしたいとかいう場合はしっかりとサーフェイサーを塗って下地処理をし、2度塗り位はした方が良さそうだ。
しっかりと乾燥後、ばらした手順と逆手順で組み付ける。
メーカーのロゴはプラモデル用のマーカーペンで仕上げた。
ええやん。ええやん。
マキタグリーンよりは落ち着いた感じになったかも。
戦車の塗装で使うような、オリーブドラブとかでもいいかもしれない。
個人的には配線は切らずに、基盤側のはんだ付けを外して配線を取り外すやり方が無難っぽいな。
配線を触りたくないという人は、本体部分をビニル袋で包むなどマスキングして塗装するのが良いだろう。
各部動作チェックで問題なし。とりあえずカスタマイズ完了。
フィールドで同じものを所有しても識別できるのでドヤ顔ができるぜ。