うーん。前線が近いが東へ抜けそう。台風も同様。
雲が多いが雨に降られることは無いと判断。
高層の雲が多く、雲は山頂より上か。もしくは雲で覆われているか。
土砂降りでどうにもこうにもという事は無さそう。
夜明け前から車を飛ばし一路九重連山の麓・長者原ビジターセンターの駐車場へ。自宅から約3時間半。
曇って霞んでいるが、悪いコンディションではない。
久々の遠征。なかなか楽しくなりそうだ。
目標は眼前の山、『三俣山』。どの方角から見ても三つ又になっていることから名づけられたらしい。漢字の「山」そのものの形だ。
長者原ビジターセンターをスタート地点に登山開始。
九重連山はとにかく裾野が広いので目標の麓にたどり着くまでも時間がかかる。
三俣山の登山口がある、すがもり越えに向けて出発。
ぬかるんだ道を進む。
進んだ先に舗装路が。大曲コースから沢山のお客さんが登ってきていた。
場所的に山域までの距離が一番近いようだったが、結構人が多いのと今日は長く歩くつもりだったので、長者原からの登山にした。下山したときに土産物屋が多いのも理由の一つ。
振り返ってみたら、スタート地点が見える。
噴煙を上げる硫黄山を横目に舗装路から外れ、ガレた道を進む。
普段石や岩がごろごろしているところを歩かないので慣れない。
明確な踏み跡というものは無く、各所につけられた目印を方向の頼りにしてガレた道を進む。
ここだけで結構体力を持っていかれるわ。
右手の山は以前登った星生山かな?
緩やかな坂道、ガレた道を進んでいくと・・。
すがもり越えの避難小屋に到着。ここに荷物をデポしている人、休憩してゆっくりしている人がいた。
ここまでで約1時間20分。
振り向いた先にある三俣山登山口。
ここから本格的な登山だ。
三俣山西峰、そして本峰へ。
草に覆われた山は開放感に溢れ標高が高くなると眼下の景色を望める。
だんだんと先程までいた避難小屋が小さくなる。
ぬかるんだ急登を登り詰めていく。なかなか辛いねぇ。
高層には薄雲が。このまま時間が過ぎれば雲は退散してくれるかな?
登ること1時間。
三俣山西峰到着。
普段ならここで十分になってしまうのだろうが、今日はせっかくの遠征。
まだ始まったばかりだ。
西の空は青みがかっている。眼下は雲海に包まれていた。
上にも下にも雲が。不思議な風景だなぁ。
これから三俣山の中心部へ向かって縦走路を進む。
昨年、初めて九重の山を縦走したときに見えていた三俣山をいつか登ってやろうと思っていた事。そしてこの時期は山頂が紅葉に映えて美しい景色が見れるという事もあって、遠征にこの山を選んだ。
三俣山本峰へ向かう道中から、徐々に植物が色づき始めた。
眼下に見える山は以前に登った久住山か。左のピークは中岳?
広大な景色が広がる。
さぁ。三俣山本峰へ。
もうすぐそこだ。
三俣山山域の最高点に到着!
周囲は雲海に包まれた世界が広がっている。
遠くには由布岳。きっと向うの山頂は雲海に包まれてさぞかし美しい風景が広がっているだろう。こちらの山域を同じように見ているかもしれない。
そしてこれから三俣山の核心部だ。三俣山お鉢巡りへ向けてのルートを進む。
その縦走路をの入り口に立つと・・・。
山は紅に染まっていた。
これから紅葉に染まる縦走路を駆け抜ける。
さて、いこうか!