そろそろ本格的に仕事が始まる為、体の調子を戻しておくこととトレーニングを兼ねて右田ヶ岳へ入山する。
天気は薄曇り。カンカン照りではないのが救いだが、それでも気温は高くなってきているので汗が噴き出して止まらない。
山の緑も一段と濃くなったような気がする。
久々に天徳寺の本ルートを外れチャレンジコースへ分け入るが、ばてるのが早く結局①と②を通過しただけで残りは本ルートで山頂を目指した。
静かな山頂。休日という事もあってカップルや家族連れを多く見かけた。
暑すぎてコーヒータイムなんてする気が起きず、山頂では水分補給をしてゆっくりとクールダウンした。
すると、また職場の先輩と遭遇。
同じく山登りを趣味にしている人なので、ここ数か月は頻繁に右田ヶ岳で遭遇するようになった。大体登る時間も決まっているしね。
先輩はあまり右田ヶ岳のルートを知らなかったようなので、下山は行動を共にし、お気に入りのルートである勝坂と片山のルートを辿ることにした。
本ルートの絶壁を下るのは正直嫌なので、尾根ルートを辿ることにした。
定番の勝坂分岐の大岩テラスへ。
迂回ルートはあるんだけれど、あえてここを登るのも良いトレーニングになる。
今にも落ちそうな大岩。先輩も驚いていた。
慎重に岩稜帯の尾根を下って行く。
勝阪コースは素直に下ると国道262号線へと降りてしまう。
ここに降りてしまうと駐車場まで歩道を歩くことになってしまって登山をしに来た感が無いため、片山ルートとの合流点まで向かい片山ルートから下山するのをセオリーとしている。
勝坂本ルートの尾根、その奥にあるのが片山道がある尾根。
ここから尾根を二つ越える。
低山と言えどアップダウンが激しいとなかなかきつく、いいトレーニングにもなる。
崩落した谷を越え、
本ルートへ合流。そして片山ルートへと足を進める。
往路でこの風景を見ると、目指す先の険しさを体感できるので、非常にアドベンチャー感がある。
大岩のてっぺんから岩の尾根を下ってきたんだ。
最後の尾根を抜けるとあとは緩やかな道が続く。
先輩も低山とは思えない急峻なルートがあるとは知らず驚いていた。
次回先輩は登りで使ってみるとの事だった。
楽しんでもらえたようで何より。
往路:天徳寺ルート(チャレンジコース①、②通過) 1時間10分
復路:勝坂尾根・片山ルート 1時間15分
往路で使う事が多かった勝阪コースを久しぶりに復路で使った。
勝坂の下りで見たことの無い分岐があるのを発見。
北斜面のルートかな?
一度しか行ったことがないので記憶が曖昧。
過去の歩行ログを確認してみるとどうも今回見つけた分岐は北側尾根ルートよりも西側にある尾根だ。以前勝坂の尾根ルートを歩いていた時に目の前の尾根を歩く人影た見えたのでそこなのかもしれない。
北斜面もなかなか面白かった記憶があるが、駐車場とは反対側に下山することになってしまって、再び登り返すか山域を迂回するしかないのであれ以来行ってないんだよなぁ。
時間があるときにまた行ってみようかな。
【追記】
勝坂尾根のルート上にあった分岐部に「S.S」という小さな表示板があった。
それは「セーフティーショート」の略だそうで迂回路という意味があるらしい。
いろいろ調べてみたところ、尾根にある急峻な岩稜帯を迂回するルートのようだ。今まで気づかなかったくらい小さな表示だったので気づかれないことが多いかもしれない。