蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

山行記 右田ヶ岳 直登(直)→北ルート周回→塚原ルート

今日も、お馴染みの右田ヶ岳。


お地蔵様も春仕様に衣替えをしていた。



【コバノミツバツツジ
山道に色づく花を楽しむ。



ここ最近は直登コースばかりだが、直登の谷コースに隠れている『直登・直』ルートをコース選択。
とは言っていも岩を巻くか登攀するかの違いだ。
以前おじさんがその岩を登攀する姿を見て、このルートが『直登の直』通称『直直』だよと教えてもらった。
大した登攀距離でもないし、掴める箇所が沢山あるのでとりあえず攀じ登って踏破。

岩を右に巻く道があるのでこの登攀ルートを辿るとはあえて思わないよな〜。


この岩壁を過ぎると目の前に山頂である。
登山開始時刻が珍しく昼前だったので、山頂到着時には丁度お昼時。
初めて右田ヶ岳山頂で昼食をとった。相変わらずシンプルだ。
愛用しているバーナーの着火装置から火花が出なくなってしまっていたのはちょっとショック。
別売りで売っていそうなので修理するか。

アウトドア用の火打石を忍ばせていたので今回の着火には問題は無かったが、電子式の着火装置はあった方が便利だ。低温だったり気圧が低い(高所)時には使えないらしい。中にはそういったことから、軽量性を優先させて点火装置を廃しているモデルもある。

山頂で昼食後、時間があるので、マイナールートである『北ルート』を周回。
以前の登山で北ルートの入り口を教えて貰っていたので迷うことなくエントリー。
山頂から塚原ルートで下山する際に左手に目印のテープがあった。

ルートは暗い。


北側の斜面を降りていく。


北側の、しかも谷のルートという事もあり、湿気が多くうっそうとしている。
雨が降った後だったので沢にはたくさん水が流れていた。

マイナールートなので枯葉で道は覆われているが、よく観察すればテープや指標が沢山あることから、それなりに人は通っているようだ。
昼過ぎになると登山客は少ないようで、この北ルート周回では誰ひとりとして出逢うことは無かった。
ここ以外のルートでは必ず誰かと会うし、右田ヶ岳の登山で誰とも逢わなかったのは初めてだ。

もう何回もこの右田ヶ岳の山頂に足を運んでいるが、こうやってルートを変えると初めて来た山の様に感じれるのは何とも得をした気分だ。

うっそうとした樹林帯を抜けると砂防ダムが現れる。
数年前の大雨で大崩落を起こした場所だ。
当時は全国ニュースで話題になったし、老人ホームが流されて沢山の死傷者が出たのを記憶している。
その時は羅漢山でキャンプをしていて、『空が壊れた』と想うくらいの大雨だった。


大きく崩れた痕跡が残る谷には、似たような砂防ダムが幾つも関所を並べられていた。
砂防ダム群を抜けると・・・。

国道262号線沿いにあるカレー屋さん。
昼食はカップヌードルカレー味だったなぁ。
小休止後、再び来た道を折り返す。

砂防ダムの横を抜けて・・・。

今度は北ルートの尾根を辿る。
ここの分岐もテープで表示があるので迷うことは無いだろう。丁度砂防ダムの肩に入り口あるのでわかりやすい。

降りてきた道と違い、明るくて解放感たっぷりの尾根ルート。

いつもとは登頂ルートが違うので、とても新鮮だ。

登ってきた尾根を臨む。大きな道が防府市山口市をつなぐ262号線。
昔でいう所の『萩往還』らしい。

本日二度目の右田ヶ岳山頂。
丁度カメラを構えていると、おじさんに珍しい花が山頂下に咲いているという事で撮影。
名前を教えてもらったが、すっかり忘れてしまったなぁ・・・。
相変わらず名前を覚えるの苦手・・・。
(のちに調べたら、シュンランという花だそう。)


山頂で休憩後いつもの塚原ルートで下山。

1回目の山頂の時に観た人が、再び山頂を目指していたので、一日に何回もルートを変えて上り下りしている人がいるようだ。
確かにルートが多いので飽きないし、起伏の無い縦走をするよりも意外とハードかもしれない。

右田ヶ岳で縦走訓練が出来るかも?



往路:直登・直 59分
北ルート・谷 下り 42分
北ルート・尾根 登り 55分
復路:塚原ルート 47分

4時間近く山道を歩くとばてる。今のところ翌日に大きなダメージを残すことが無いのは幸いだ。
今の装備を背負って一日歩けるのは5時間程度だろうか?
勾配やルート状況にもよるが、だんだんと自分の実力を認知できている気がする。