久しぶりの山登りに右田ヶ岳を訪れたら、麓の小学校でマラソン大会か何かをやっているようで周辺の駐車場は満車の状態だった。
車を長時間停めておく場所もないので目的地を変え、陶が岳へと向かう。
ぐるりと縦走ができる場所だが、陶が岳のピークまで。
片道40分程度の登山道だ。
セミナーパークから離れた陶が岳駐車場に車を停めて山道を登る。
山道を進んでいると、山の奥からうめき声と怒声が聴こえてくる。
駐車場には自分の車を含めて2台しか無かった割には、前方にいる人数は多いように感じる。
ちょっと異様な雰囲気。
道を進むとだんだんとその声が大きくなってきた。
どうやらこちらが追い付いてしまったようだ。
森の奥から見えるオレンジのお尻・・・。
・・・はい?
なんのこっちゃとみてみると近くにある消防学校の訓練生が訓練中だった。
・・・っていうか。担いで登るわけ?
「はぁ。はぁ・・・。あとどのくらいで山頂ですかね?」
「自分の足で山頂まで40分くらい。いまでだいたい8分経過したところッスよ。」
「よっしゃ~!!」
すごい剣幕で再び登り始めた。
当然こちらの方が歩みが軽やかなので道を譲ってもらい先にすすんだ。
10組ほどと2名の教官とおぼしき人が隊列を組んで救助訓練。
体重が60kgとしてもかなり過酷なトレーニングだろう。
あっという間に山頂。
普通に登ってくると30分くらい程度の道のり。
どうやら途中の展望台までの様だったが人一人担いでこの山道を登るっていうのはかなり過酷だ。
石碑の前で小休止し、そそくさと下山。
縦走しようかと思ったが、駐車場が僻地なのでそのまま岩のテラスの周りを回ってもと来た道を通った。
下山中に先程追い抜いた消防隊員たちと再び出逢った。
一部メンバーは下山を開始していたが、半分くらいのメンバーはまだ登りの最中。
教官と少しお話をしたが、20代の若手ばかりの様子。
お互い声を掛け合って凄い剣幕で登っていたよ。
追い抜くときも、すれ違う時も大きく元気な声で挨拶をしてくれたので、こちらも元気に挨拶を返した。
いやー、確かに救出ってこういう条件になる可能性なんてほとんどだろうしね。
尊敬しますわ。
松永邸登山口
往路:35分
復路:25分
いまだにどのピークが陶が岳なのかイマイチわかっていない。
国土地理院の地図だと262mのピークが陶が岳になっているが、ガイドブックには230m祠のあるピークが陶が岳とあった。
ピークの看板も陶が岳と書いてあったり龍が岳とか書いてあったり・・・。
いまだに山名が混乱している山らしい。