先日、スノーピークに送付したローチェア。
振り返ってみると10年前に購入していたもので、とにかくアウトドアをするときには必ず持って出ていた愛用のチェアだ。
昨今は中華製の安価なアウトドアチェアが出回っており、かなりの格安で手に入れることが出来る。
当時はある程度値段が張っても良いので、座り心地が良く永く使える物が欲しいというところから、いろいろ座り比べて手に入れたのがこの椅子だ。
スノーピークを愛用し始めた頃だったかもしれない。
とにかく、その店にある椅子に座って一番しっくりきたのがこの椅子だった。
毎日使ってきたわけではないが、10年アウトドアシーンで共にしたい椅子は汚れが目立ち、帆布の色もずいぶん退色してきたように思えた。
背もたれには小さな穴が開いていたものの、使う分には問題なくあまり気にせずに使っていたのだが、いつの間にかそことは別の座面に破れが生じあっという間にその傷が広がってしまった。
流石にこの有様で使い続けるのは貧乏くさいし、出先でいよいよ椅子がダメになったら面白くないのでどうにかせねばと思い立った。
いっそ新しい椅子でも買おうかなと思案したが、結局スノーピークを買ってしまいそうだし、何よりもこの椅子は使い捨てにするには非常に高かった。
ヘタすると、ホームセンターで販売されているアウトドアチェアの10倍はするくらいの値段。今更安物の椅子には戻れまい。
スノーピークの会員でもあるので、修理エントリーはしやすい。
過去何度かテントのメンテナンスで非常に良い対応だったこともあり、修理費用はかさんでも直して使おうと思いたって修理に出した。
近くのヒマラヤに持ち込めばスノーピークまで発送してくれるというのも、梱包・発送の手間が無く便利というのもあった。
で、
『内部フレームのキャップ脱落による生地の破れ、修理は無償で進めさせて貰います』とのこと。いわば、経年劣化に依らないところはすべてメーカーの責任であるという強気な判断なのだ。
正直10年使っているので、修理費用は1万円以内なら新しいのを買ったと思って覚悟していたが、こういう事になるとは・・・。
あちこち破れているんで経年劣化で交換しました。請求は~・・・って普通なるんじゃない?
よもや、よもやだ。
で、本日手元に戻ってきた次第。
うお、新品。フレームは当然使っていた時の傷があるが、帆布はまっさら。
新品のいい匂い。
スノーピークびいきではないが、これだけ自社製品に自信を持って商品を出せるってすごいなぁと思う訳で。
まだまだ大切に、しかしながらハードに使わせてもらいます。
こういうの見ると、なんかグッとくるなぁ。
え?俺が熱狂的なスノーピーカーだからっすか?