風に吹かれて木々が揺れている。
あっという間に4月も最終日。
ぼんやりとコロナウイルスが話題になってきたのが1月頃。
徐々に旗色が悪くなってきた。
そのコロナ禍の影響を急速に受け始めたのが3月終わりからだ。
北米、欧州が影響を受け始めた辺りから、会社の業績に陰りが見え始めた。
最下層の肉体労働者である俺は、テレワークなぞ出来るはずもなく休業を申し付けられた。
テレビでは在宅は当たり前とかテレワークを導入している企業は97%にのぼっているとかいう情報を目にするが、目の前にある現実はこんなもんだった。パソコンをつつくだけで仕事になる業務ばかりと思っている人が多いのだろうか?目の前の世間一般と、テレビの世間一般が大きく乖離しているのを目の当たりにして辟易した。
結果的に4月の出勤日数は通算6日間。その6日も空打ちする工場をただ眺めていただけだった。5月も恐らくそんな感じだ。
一応恵まれていて、会社から休業中の保障は発生する。前ほど無駄使いできないだけで今の所大きな支障は出ていないが、6月以降は闇の中だろう。
それまでは休みもなく忙しかったのがこの有様なので激変とはこの事だろう。
自宅で家族とゆっくり過ごせるビックゴールデンウィークとなったので楽しめるだけ楽しもうと思う。