大晦日の朝、寒波が到来して久々に自宅の周りが雪化粧に染まった。
夜明け前に僅かに雪化粧をした右田ヶ岳を登り、午前中は庭で雪遊び。
午後からは県内唯一のスキー場へ出向いての雪遊びと、雪三昧の大晦日となった。
振り返ってみると、2020年という年は特に怒涛の一年だったように想える。
年始に長女が誕生。4人の新生活が始まる。
その直後にコロナ禍の波が押し寄せた。
あっという間に世界中が大混乱に陥る。未だかつてこんなに世界中が混乱するような出来事はあっただろうか。
仕事は約3か月近い休業になったが、生まれたばかりの子供のための育児休業と思えば好都合だった。
趣味のカメラはなんとなく続けることが出来た。連続更新も100日、200日、そして1年と続き、2020年にいたってはこの記事を以って毎日更新したことになった。
自粛の影響でアウトドアブームが巻き起こったが、小さな子供を連れてのキャンプを嫌煙してしまい、今年は一度もキャンプをすることが無かった。
その代り、庭でのバーベキューや、ちょっとしたデイキャンプのアウトドア活動を数多くすることが出来た。
山登りは専ら右田ヶ岳ばかり、結局県外への遠征は一度も無かった。
そうそう、庭でビバークキャンプをやったんだっけな。
天体観測も庭ばかりだったな。天文同好会の新年会や飲み会も結局、コロナを警戒して無期延期となった。職場もそうだ。新年会やビール会なんてオワコンなんだろうな。
そんな激変の中、いつものように季節は追えたと思う。
毎年恒例だった、ベジタブルのコンサートは無観客のリモートライブ。
ライブ配信で、初のファイヤーパフォーマンスだ。
音楽関係の人は大きな転換を余儀なくされた年だろう。
各地で盛大に行われていた花火大会は軒並み中止。
苦肉の策か、代替案か・・・。
観客を集めずにゲリラ的に、そして短い花火大会が小規模に行われた。運がいい事に自宅の庭からその花火を鑑賞することが出来た。
バイクも、長距離は乗らなくなったな。それでもコンディションを維持する程度には乗れた。新しい生活様式や三密とは無縁なバイクだけは気兼が無く、元来孤独が好きな俺にとっては相変わらずの良い相棒だ。
夏には風鈴。
雨上がれば虹。
遊山黒子衆との約束はお預け。
5年以上眠らせていた嫁さんのW650の車検を通し復活させた。
彼岸花が夏の終わりを告げる。
一人走り。
時には気心の知れた人と。
あっという間に季節は秋へ。
天に昇った親友。
苦難を乗り越えていく背中。
巡り巡ってまた、雪が降り始めた。
慌てふためくニンゲンを余所に、自然のサイクルは何ら変わりなく回っている。
また、夜が明ける。
今年一年、お付き合い頂きありがとうございました。
来年もまた、よろしくお願い致します。