前回のテスト結果から、『長時間露光高速連射撮影』が有効な手段であることは分かったので、今度は何か風景を一つとり込んでみようと計画。
仕事も遅く、遠出はできないので自宅ベランダからの撮影。
放置しっぱなしにできるのが利点だが、周辺に映しこむと面白い被写体が無いのが難点。
目の前に見える若山の山頂付近を配置した。
シルエットの美しさはともかく、風景を取り込むとやっぱり安定感あるよねぇ。
時折うす雲が通過。シーイングはイマイチ。そしてこの方角は市街地を向いているので光害が多め。
それでも200mmの望遠で切り取るとそれなりに光跡が残った。
今までは広角で広く撮るのを定石にしていたが、望遠レンズもなかなか使えそう。
時間としては1時間半程度。
比較的短い時間で長く光跡を残せるのは利点になる。
これなんか実質6時間以上カメラを駆動させたもんなぁ。
風景写真として面白い被写体を入れ込むことが出来れば映えそう。
ただ、望遠レンズの特性上、わずかな振動が星のずれになってしまう。
途中切れているのは、動作確認のためにベランダに足を踏み入れた時の振動を拾ったのだろうと推測。
三脚は比較的頑丈なものを使っているが、足場自体がわずかに揺れるとこうなるようだ。
それとレリーズを使っているとはいえ、撮影の開始と終了の写真は星が大きくぶれていた。レリーズを触っていた時の振動を拾ったに違いない。
一番最初と最後のコマは確実に捨て駒だ。
自宅で放置できるのでベランダから見える範囲でいろいろ試してみようかな。