以前失敗した撮影テストの再トライ。
200mmの焦点距離でタイムラプス撮影をしてみた。
画角を絞り込んで撮影すると、当地でも沢山の星を写し込むことが出来る。
タイムラプスのインターバルを4秒にしていたのだが、望遠という事もあってか、日周運動の連続性が保たれていない状態だった。
4秒とはいえ、被写体である星はその間動くからだ。
インターバルを短くしすぎると、連続してシャッターが切れなくてもっと変なことになる。
前回のテストの失敗事例。
と、いう事で以前周南天文同好会のE先輩から教えてもらった『長時間露光高速連射撮影』という技で撮影を試みる。
設定はマニュアルモードで30秒露光。
光を出来るだけ集める為、絞りは解放値のF5.6。
撮影モードは連射モードにセットしておく。
今回は高速連射モードに設定した。
そしてリモートレリーズでシャッターをオンしっぱなしにしておくのだ。
(リモートレリーズには長時間露光をさせるためにシャッターボタンをオンしっぱなしに固定する機能が備えられている。)
このようにしておくと擬似的にシャッターボタンを押しっぱなしにしたこととなり、露光30秒を経過して撮影を完了した瞬間に再度撮影を開始する。
すると、露光間のインターバルは限りなく少なくすることが出来る。
で、試しに500mmの焦点距離で撮影したものがこちら。
日周運動の連続性はかなり保たれている。
広角での撮影だと、画角内での星の移動量が少ないので4秒程度のインターバルがあっても何も問題が無かったが、焦点距離が長くなれば長くなるほど星の移動量が多いのでインターバルがあると星と星の間に隙間が出てしまう。
こういう場合には、『長時間露光高速連射撮影』が非常に有効だ。
とりあえず今はこのレンズを使って出来ることを検証するテスト撮影。
あとはこの手法で撮影した星景の中に風景をどのように入れ込んで表現するかが課題といったところか。
明日からの三連休も休みは一日しかないし、どうやら台風で大荒れのようだ。