キャンプ用品で色々と情報を漁っていると、興味深いアイテムを発見した。
『Grip Swany』というメーカーの手袋だ。
このメーカー、アメリカの170年の歴史を持つ老舗メーカーで、アメリカのゴールドラッシュ時に採掘者向けに作られた手袋が起源。
ハードな使用環境に耐えれるように改良を重ね今に至るそう。
日本人の骨格に合わせて調整され国内で販売されている。
そんなこともあってかアメリカのメーカーにもかかわらず、MADE in JAPANだったりする。
キャンプ中心のアウトドアで使っている皮手袋は、スノーピーク製の物。
焚火をするのに丁度いいが分厚いが故、細かい作業が出来ずそれと一緒にワークマンで買った薄手の皮手袋を使用していた。
丁度、その薄手の皮手袋がへたり気味でぼちぼち更新時期だったので、いろいろ調べていたら行き着いたのがこの『Grip Swany』だった。
革製品の弱点である縫い糸は、耐熱性と耐摩耗性に優れ、鋼鉄を超える強度を持つケブラー繊維。
実はこのケブラー繊維、ファイヤパフォーマンスで使っているすべての道具に燃焼部分の素材として使われているので、その強靭な強さや耐久性は熟知している。
なんてったって繊維に灯油を染ませて火をつけても繊維が燃え尽きることがないしね。
そして、この『Grip Swany』のグローブ、保証期間は『グローブの皮革が破れるまで』。つまり、糸のほつれは永久無償なのだ。
よっぽど製品に自信があるんだろうね。
添付される保証書は必須との事だったので大事に保管しておこう。
『よしこれに決めた。』と県内で唯一直販しているアウトドアショップ・ハックルベリーの店内で試着をしてみたところ、サイズ感ぴったりであろうMサイズが売り切れ・・・。(Sサイズ小さい、Lサイズデカすぎ、在庫がないけどMサイズがぴったりだよね。という話になった。)
昨今のアウトドアブームのあおりを受けてか、製造が追いつかず入荷未定の状態。
先月の終わりに、一年以上待たされてようやく手に入れることが出来た。
キャンプが終わった後の入荷だったので少し残念。
人とかぶったら嫌なので、ループに目印のロープを付けてカラビナにひっかけれるようにした。
付け心地は抜群、滑らかでグリップ感もあるのでキャンプだけに拘らず野良作業やバイクの運転などオールマイティに使えそう。
新品は綺麗すぎてどこか初々しく格好良さには欠けるが、『使い込んだ美しさ』が現れるまで大切に、そしてハードに使ってみようと思う。
『GRIPSWANYグローブ独特の黄色はスワニーイエローと呼ばれています。当時は灯りが少なくグローブを落とした時に見つけやすくする様イエローに染めるアイデアが生まれ現行モデルでも同じ色に染色しています。(グリップスワニーサイトより抜粋)』
なるほどねぇ。
こういう製品はお洒落とかいう事ではなく、単純に道具として『使ってみたい』と男心をくすぐるのである。
バイク用、アウトドア用、焚き火用、登山用、厳冬期登山用、写真撮影用・・・。
・・・家の中、結構手袋だらけかも。