蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

山行記 嶽山 深部探索

自宅から車で10分ほどの国道沿いにある里山、嶽山。

市街地から比較的近いこともあって、年配の登山者が多く、特にこの時期になると山頂に植生されたフジバカマが見頃になり、そのフジバカマの蜜を吸いにアサギマダラが飛来する。

例年この時期になるとこの山に登るのが定例になっており、そろそろ頃合いかとおもって入山した。

日地コースと呼ばれるこのルートが最も人の往来が多いようで、今はメインの登山道となっているそうな。

木段や手すりが要所要所で取り付けられており、急登と言えど比較的道幅も広く登りやすいルートだ。

大きな木の傍を抜け、ひたすら高度を上げる。

木段やロープが山頂までいざなってくれることもあり、比較的安心度は高い。

山頂までは急な登りが続くが、のんびり歩いても1時間はかからない程度。

右田ヶ岳と比べると登りの負荷は比較的軽いと想える。

あっという間に展望所へ到着。

最高点の山頂ではないものの、こちら側のピークの方が展望がよく、斜面にはフジバカマが咲いていてベンチや机があるので、訪れる登山客はここでゆっくり過ごす人が多いようだ。

平日にもかかわらず数名の登山客が足を運んで景色やアサギマダラを鑑賞していた。

お湯を沸かしてコーヒータイム。

走行しているうちにフジバカマの周りにアサギマダラが飛んできていた。

蜜を吸って動かないところを静かに寄って撮影。

標準レンズだけしか持ってきていなかったが驚くほど近くに寄れて撮影できたので良かった。

休憩後は展望所を後にし、反射板の横を過ぎて、

嶽山山頂を踏む。

三角点があるこの場が山頂なのだが、木々に回りは覆われて展望は無し。

ここを起点に下山していく。

 

展望も無い樹林帯。

展望所が開ける以前はこの富田コースというルートがメインの登山道だったようだが、展望所が開拓されて以降、登ってきた日地コースがメインに変わってきたという歴史があるそうだ。

確かにメインルートであるだけよく整備されていたと想う。

うってかわってこちらは目ぼしい目印も無く踏み跡らしき木々の間を進むだけのコース。

この石祠を起点にさらに西側に行く湯田コースと福川コースが存在する。

特にもっとも西側に位置する福川コースは自分が住んでいる場所の隣の地区なので、こちらのルートが明確に分かれば車を使わず自宅から若山を縦走していけるルートになるので、ものは様子見にとこの方面へ足を向けた。

進んでいくとまた分岐。

ひとつは降る側にロープが掛けられている福川コース。

ひとつは青いテープが転々と貼られている湯田コース。

車を置いている地点からかなり遠いところに下山してしまうが、下山後は国道沿いの歩道をとぼとぼ歩けばいいだけなので福川コースを使って下山していくことにした。

途中現われる展望所。福川地域を見下ろし、さらに奥には富海湾が一望できた。

工場地帯を見下ろした山頂展望台と比べるとまた違った景色で面白い。

そしてその道を進むと石祠が。

参道も兼ねた登山道が在る筈でおおよそこの道で間違いないようだ。

さらにその先を進むと、

一部倒壊したような鳥居が出てきた。

こんな辺鄙なところに、と思ったのだが、車の音や農家の草刈りの音が遠くで聴こえる。

建立した当時はきちんとした山道だったのであろう。

で、その道を進むと、

一瞬開けた場所に来たなと思ったがイノシシよけの柵や高密度の竹林に遮られた耕作地に辿り着いた。

 

はて、この辺りを回っても登山ルートらしきものが無い。柵を乗り越えて辺りを探索してもルートと想えるような場所も無い。完全に未開の雑木林のど真ん中で道をロストした。

身の丈を超えるような藪を進む事を強いられたあげく、いまいち下山口を捉えることが出来なかったのと、目下国道まで100mほどとは言え無理に進むのは危険と判断し一旦福川と湯田コースの分岐点まで元来た道を戻ることにした。

周辺を藪漕ぎした挙句、元来た急峻な道を登り返すのは精神的にも肉体的にもかなりの負担。

不慣れな藪漕ぎで心拍数もかなり上がり、無駄に動かした足は引きつり始めていた。

急峻な道を戻って今度は青い目印を頼りに日地コースを下る。

 

青いテープを頼りに下山。

テープのポイントに到着して辺りを見回せば降る側に次々とテープが据えられているので調子よく下っていくと、突然テープが見当たらなくなり、周辺を捜しても何の手がかりも無い。

ここでも藪漕ぎして周辺探索してもルートとなるような痕跡を見つけることが出来なかった。途中、木々に熊の爪痕や熊棚らしきものを藪の中で発見。

藪を進めば蛇だらけだし、国道まで100mほどの所でルートの完全なロストと判断し、再び元来た道を登り返した。

堪えるなぁ。しかも戻れらねばならないポイントは先程の分岐よりもさらに上だ。

2合目から5合目までの折り返し、さらに2合目から7合目までの折り返しを藪漕ぎを交えてやってしまったのでかなり足に負担を駆けてしまい、太ももがつりそうな状況まで追い込んでしまった。あまりにもの太ももが張って痛いので多めの休憩。

こんなのは雪の三瓶山以来だな。

それ以降は道中は足の筋肉の痛さの為、撮影している余裕は全くなく・・・。

結果、富田コースの分岐まで登り返して、富田コースで下山した。

このルートに入ってしまえば踏み跡は比較的明確なこともあって、あっという間に下山となった。

〇往路 日地コース

走行距離:1.32km

走行時間:35'40"

平均ペース:26'51"/km

消費カロリー:102kcal

平均心拍数:147bpm

 

〇復路 福川・湯田探索後 富田コース

走行距離:5.7km

走行時間:2:23'22"

平均ペース:26'41"/km

消費カロリー:497kcal

平均心拍数:160bpm

 

一番東側が登りで使った日地コース。

一番西側でロストしてるのが福川コース。

その隣のルートでロストしてるのが湯田コース。

どれも国道まで100mほどの所で大藪や高密度の竹林でルートをロストした。

真ん中の国道に至ったのが富田コースだ。

 

久し振りの高負荷登山だったような気がする。

正直、里山だから多少は大丈夫だろうと甘い考えがあったのは否定できない。

舐めてかかって力任せに藪漕ぎとかをしてしまい足はパンパンで筋肉痛だ。

こんな里山でも無理に進めば何があるか分からないので元来た道を分岐点まで登り返す、というセオリー通りの行動をしたのだが、降りるつもりがまた登らねばならない精神的苦痛はなかなかしんどい。

体力的にも余裕があればそれほどでもないのだろうが、いかんせん不慣れな藪漕ぎを息が上がるほどやって周辺探索したこともあって、両足の太ももが攣ったような状態になったりして登り返しは相当しんどい思いをしたな。

精神的にも肉体的にも辛いので無理して進んで谷に落ちたりするんだろうなぁ・・・。

フィジカルオバケなら、力任せに登り返すという荒業が効くんだろうけど。

高負荷状態が続いたこともあって、降りの平均心拍数は160bpm。

最高心拍数は196bpmだったりしたので、無意識のうちにあせってしまっていたんだろうなと想う。

ちょっとウロウロしただけの話ではあるんだけれど。

 

個人的にはこの福川と湯田というコースは所々にロープや目印があるが登山口までのルートが途中で不鮮明になっており、目ぼしい案内板も無くルートとしては完全に廃れていると思われるので利用しない方が良い。

 

 

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