蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

山行記 嶽山

自宅から車で10分ほどの場所にある嶽山という里山に初めて分け入る。

以前から嶽山の事を認知していたが、足を運ばずにいて季節柄涼しくなったこともあったのと新しいところの開拓もやってみたくなったので分け入ってみた。不景気で遠征も行けないし、一先ず近場で開拓心を満たそう。

国道の脇道へ車で入り墓地の駐車場に停車してそのまま農作業用と思しき舗装された道を進む。

その舗装の終着点で嶽山の登山口が現われる。

国道を車で走るときに、登山の格好をした人たちが国道沿いの歩道を歩いている姿をよく見かけており、調べてみると里山低山らしく市街地に近いこともあって登山客は多いようだった。

マイナーな山の割に整備されているなと想ったのが第一印象。

良くも悪くも木段がずっと続いてる。

こういう山を見ると常連の登山客が多いのが想像がつく。

大岩の横を抜け、高度を稼ぐ。

調子が悪いのかすぐに息が上がってしまう。

食欲が無かったので朝食を抜いて来たのがまずかったかな。

木段があるが急登が続く山道に息が切れてしまう。

途中のお地蔵さんの所で休憩。

後方からきた常連と思しきおじいさんと山の情報を貰い再び山を登り始めた。

ゆっくりと写真を撮りながらの登山だったのでおじいさんには先に行ってもらった。

木々の間から下界を臨む。

道中の平坦部にはなんとツリーハウスが!

登ってみたがギシギシしてちょっと怖かった。

展望も良くないし様子を伺って終わりにした。

しかしよくこの中腹に作ったな。

ひたすら急登を登る。

こうやってしっかり道がしっかりしているので安心度は高い。

が、急登がなかなか堪えた。

見晴らしの良い東のピークへ。広々としたスペースにベンチがあって展望も良く休憩所になっていた。ちょうど先程話をしたおじいさんはこちらで休憩をしていた。

三角点がある山頂は西の峰のようなのでそちらに足を運ぶ。

こちらはテーブルや椅子があるが木々に覆われ展望は良くなかった。

桜の木があったので春の花見には丁度よさそうな場所だった。

再び先程の展望地へ戻り休憩。

眼下には新南陽地区の市街地やコンビナートを見渡すことが出来る絶好のビュースポットだった。

常連さん有志で展望を良くし、フジバカマを植生しているようで10月頃にはアサギマダラが飛来してくるようだ。

フジバカマの植生域もかなり広かったので、シーズンになると良い写真が撮れそうだ。

山頂でおじいさんと世間話をしながら過ごした。

おじいさんのお勧めで、先ほどのピークから降って周回できるとの事でそちらに再び戻り帰路につく。

せっかくだしピストンより周回する方が良いしね。

どちらにしても道中は木々に覆われ展望は期待できないし、新規開拓の為来ているので別ルートを選択する。

下山の途中に石鎚の文字が書かれた祠。

落ち葉に埋もれた林道を単調に下っていった。

昔の人の営みの痕跡。

ずっと昔はの内だったのだろうか。今は木や竹に覆われている。

あっという間に下山。

戻ってきた。

目の前には市街地が広がる。

 

何故か山旅ロガーでロギングできていなかった。

〇往路:日地ルート

走行距離:1.48Km

走行時間:46’53”

平均ペース:31’34”/km

消費カロリー:112Kcal

平均心拍数:146bpm

復路:富田ルート

走行距離:1.71km

走行時間:25'48"

平均ペース:15'01"/km

消費カロリー:144kcal

平均心拍数:141bpm

 

出会ったおじいさんの話だと、以前は復路で使った富田ルートという登山道が良く使われていたそうだ。今はネットの情報で紹介されることが多いのは日地ルートで、道中に木段やツリーハウス等よく整備されていることもあり、到着するピークの展望が良いためこちらがメインルートになっているようだ。

他にも、各地域に達する福川ルートや温田ルートなどあるらしいが、あまり利用する人はいないようでだいぶ荒れているとのことだった。

今回車を停めた駐車場からかなり離れたところに下山してしまうこともあるので、駐車場から離れない日場ルート→富田ルートの周回が無難で良さそう。

2号線の歩道を登山者らしき人を良く見かけたのはこの辺りだから、わざわざ車で来る必要がないような地元の人が訪れているのだろう。(出逢ったおじいさんも麓の人だった。)

市街地に近い低山という事もあって盛夏の頃は避けた方が良いだろう。

程よく汗ばむ今時期が丁度よさそうだ。

展望も良く、里山とはいえ登った時の満足度は高い。

やっぱり展望は大事だな。

 

おおよそ、自宅から数十分の所で来れるエリアの里山は登ったのかな。

また探して開拓してみよう。