蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

山行記 若山~嶽山縦走(アサギマダラ観察)

自宅から徒歩で数分の所にある若山観音へ。

この裏から若山へつながる登山道がある。若山へのアプローチは国道側から綺麗な舗装路が山頂手前の展望所までつながっているのでそちらが一般的で、この裏側からの登山道はマイナーな道だ。

墓所を抜けて山道へと分け入る。

入り始めは竹林が鬱蒼と茂っているのだが、北側の斜面だからかなのか、中途半端に手入れをしてしまったからなのかは分からないが竹の倒木が相次ぎ、非常に歩きにくい山道。

殆ど人が通らない事もあって踏み跡はイマイチ見えづらい。

さらに冬場に来た時は問題が無かったのだが、とにかく蜘蛛の巣が至る所に張り巡らされていて、棒で払っては進むので本当にテンポの悪い山行になった。

大きな木が倒木して登山道に横たわっているところもあり、マイナーな登山道の様相だった。

山頂になる若山城跡へ到着。

お社を参拝。

蜘蛛の巣の多さで辟易してしまい、一瞬二号線を経由して嶽山へ向かおうかと思ったが、ランニングで通った経験から単調なアスファルトの道を登山靴で往復することになるので、どちらも苦行な山行になるのは想像できた。

まだ、登山道の方が飽きないと想い、嶽山へと向かう陶の道を辿る。

随分昔は近隣の自治体やら小学校がこの縦走路に看板を設置していたり整備していたりしていた様子があったのだが、最近は何もやっていないようで、以前来た時と比べると荒れているような様子だった。

稜線上のいたるところにテープが貼ってあってルートとしては複雑では無く比較的明瞭なルート。しかしここでも大量の蜘蛛の巣に遮られてスピードが出せず、不快感極まりない山行。

足早に抜けたくても蜘蛛の巣がまとわりついてきたら不快なので、棒でいちいち払いながら慎重に山道を抜けて行った。

一度車道に抜けて北側へ進むと再び陶の道が現われる。

嶽山への道しるべもありこちらの道を進むと北側登山道と合流する。

『小畑小』って書いてあるくらいだから、小学生のレクリエーションなんかでこういう標識を作って設置したんだろうなぁ。

北側登山道へ。

ここからは近隣の愛好家たちがよくこの道を使っていることもあり、蜘蛛の巣が無く踏み跡も明瞭になってきて急登ながら快適な登山道へと変わる。

やっぱり訪れる人数違うと登山道の様子も随分変わるよなぁ。

静かな森の中を進む。10月も中ごろに差し掛かっているのにこの気温の高さ。手元の温度計では30度近い気温だった。

フジバカマが植生されている東側展望所へ到着。

ここに来ると顔を合わす常連さんと再会。

常連さんたちの話を聞けば3匹ほどアサギマダラがいるようだ。

ここまで来たら一先ず西側にある嶽山山頂くらいは踏んでおこうと一旦そちらへ足を運び・・・。

山頂到着。

こちらは特段展望も良く無いので先程の東側展望所へ引き返し、アサギマダラの観察を常連さんたちと山談義をしながら楽しんだ。

初めは遠くの方を飛んでいたのだけれど、たまたま近くのフジバカマに寄ってきていい感じに撮影できたな。

多い時には10匹以上の蝶々が乱舞することもあるのだが、そういったタイミングに出くわすことが出来るかな。

休憩も兼ねて撮影を終わらせた後は2号線に至る日地ルートで下山。

こちらも嶽山に至る主要コースという事もあって山道は明瞭で快適だった。

登山口へ到着。

あっという間の下山。

本来ならこの墓地周辺の駐車場に車を止めているのですぐに帰宅だが、徒歩で縦走してきているため、2号線を3kmほど歩いて帰宅することになる。

ふだんウォーキングなりランニングはクッション性の高いボンダイを使っていたのだけれど、登山用のトレイルウォーカーで久しぶりに歩くとやっぱり疲れるなぁ。

ゴールまであと一息。ちょうど手持ちの水分が無くなっていたので、自動販売機で補給。

ヘロヘロになっている時にはやっぱりこれだね。

汗だらけ蜘蛛の巣だらけの汚い恰好だったので毘沙門でも昼食は今回パス。

瀬戸内側の低山の縦走は真冬に限るな。ちょっと気候が中途半端過ぎた。

いつもの場所をゴール地点にして山行を終えた。

 

〇若山観音から若山、陶の道を辿って嶽山縦走

走行時間:3:02’27”

走行距離:9.97km

平均ペース:18’17”/km

消費カロリー:742kcal

平均心拍数:130bpm

 

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