蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

夢のたね

西日本最大級の芝生の公園。f:id:ikazuti-d:20181007181548j:plain

夜の帳が訪れる。

轟音と共に大きな物体がゆっくりと膨らみ始める。

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それは大きく膨らみ、陽が沈んだ黄昏の空に黒い影を映し出した。

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そして、その黒い物体は轟炎に照らされて明るく輝きだした。

気球を間近で見るのも初めてだし、夜に輝く気球というのも初めて見た。

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熱を帯びた気球はゆっくりと、そして静かに夜の空に浮かび上がる。

山口ゆめ花博のメインイベントの一つ『夢のたね』。

半年にわたり県内の人々に書いてもらった光る『夢のたね』を一斉に撒くというイベント。

降り注ぐ光には、それを書いた人のゆめが綴られているんだそうな。

その数は1万人以上。

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優しい音楽と共に、輝く小さな『夢のたね』が夜空を舞う気球から降り注いでくる。

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きらきらと舞い落ちる沢山の『夢のたね』に会場は盛大な盛り上がりを見せていた。f:id:ikazuti-d:20181007185516j:plain

降り注ぐ1万の光の種。

イベント終了後には、会場の大草原に落ちた夢を受け継ぐという意味で、観客に配られた。

一人ひとつ。家族分で3つほど小さく光る『ゆめの種』を頂いた。

子供の字で、『科学者になりたい』『じゅういになりたい』『スイミングで速く泳げるようになりたい』など彼らにとっての未来への夢が掛かれていた。

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久々に珍しいものを見たな。

本来仕事でこのイベントには行けない予定だったのが、台風の影響で順延になり休みと重なったので、本当にタイミングに恵まれた。

とても美しい夜だった。

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持って帰った『ゆめの種』。

中にはボタン電池搭載のLEDユニットが仕込まれていた。

よく祭りで見る使い捨てのケミカルライト系かと思っていたが、意外にしっかりしているつくりで驚いた。

まぁ、ケミカルライトじゃあの発光量は出ないんで、綺麗に目立たせようと思ったらそうなるんだけど・・・。

LEDユニットはスイッチのON、OFFが出来るので点灯しっぱなしの使い捨てではない模様。改造して何かに使ってみよう。

 

・・・つーか、これ、イベントの直前に1万個も人の手でONさせて光らせていったわけ? 

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