蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

山行記 東鳳翩山 二つ堂ルート→ナマナマルート


義理の妹氏が最近登山をやり始めたという事で、かねてから一緒に登山でもしようかという話になっていた。
なかなか時間が合わないのでお預けになっていたが、連休という事もあり時間がお互い空いていたのでめでたくも天気に恵まれた山行を行うことができた。

まだそんなに登山経験がないという事なので、比較的ルートが明瞭で山頂の展望も良い『東鳳翩山』に向かうことにした。

妹氏も単独で山に入るのにはまだ億劫なのだそうで、できれば誰かと同行したいという事もあったそうな。
確かに女性一人で山に登るのは勇気がいるのかもしれない。
東鳳翩山は県内でも有数の登山客の多い山の一つだ。
特に二つ堂ルートからは登山客が多いし、道中人と出会うことが多いので安心感は高い。
さほど危険な箇所もなく勾配も緩やかで、初心者でも看板が指し示す標準時間内で山頂まで到着できる。道の分岐も明確なので迷うことは無いだろう。


山談義に華を咲かせながらぼちぼち登る。
歩くスピードも息を切らすことなく話をしながら登るのでかなり余裕のペースのはずだ。

コースタイム通りの時間で山頂へ到着。
山頂でお約束のコーヒータイムだ。
5月という事もあり、霞んではいたが山口市が一望できた。

山頂での休憩を終え、下山開始。
妹氏は滝が好きだという事で、下山ルートは錦鶏の滝のそばを通るナマナマルートを辿る。

今までは尾根沿いを歩いてきていたが、谷底を行くルートになる。


登りのコースと違い人の往来が少ない方なので道幅も狭く、谷を歩くので足元の悪い沢を横断する事が多い。
この時期はとても涼しくて快適なルートではあるが、人の往来が少ないのでさみしいルートではある。
初心者一人だとちょっと不気味な雰囲気に怖気つくかもしれない。


錦鶏の滝へ到着。

・・・で、周囲から人の声が・・・。
登山客か?
いや、なんかヘルメット被っているし、何かの工事業者か?
と思っていると結構な人数。
よく見てみると・・・。

ひえー!銃装備!!
陸上自衛隊が滝周辺の谷間を利用して綱渡りか何かの訓練をしているようだった。
丁度沢で休憩中の様子。

すげーところに出くわしたぜぃ。

初心者妹氏も途中でめげることなく山頂へ到着し無事下山することができた。
(えらい義両親から心配をされている様子だったし。)
『体力がないから〜』なんて言っていたが、どちらかというと道中のペース配分で体力の無さをカバーできることが多い。
会話もできないほど息を切らしてしまうような山行はできるだけ避けるべきで、息が切れない一定のペースを保てば案外スムーズに登ることができる。
山頂の展望もよく、滝好きな妹氏は今回の山行を非常に喜んでくれていたので、とりあえず俺としては一安心だ。
個人的にも陸自の訓練風景に出くわせたのもポイントの高い山行だったな。

往路:二つ堂ルート 1時間15分
復路:ナマナマルート 1時間20分