蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

山行記 十種ヶ峰 ヤマシャクヤク探訪 (4/30)

この時期の十種ヶ峰は県内外からヤマシャクヤクを訪ねて多くの人が訪れる。

到着が早い方かと思っていたが、神社の境内にある駐車場は満車で下の臨時駐車場に車を停めることになった。

装備を整えて入口へ。

ゴールデンウィークとは言え平日にもかかわらず多くの人で賑わっている。

休日だったならもっと人が多かったかな。

天気も良く快晴。風は涼しく登山日和の天候だ。

登山ゲートの入り口へ。

ここから林道を進み本格的な登山口へと進む。

樹林帯を進む。

年配の人が多いこともあって挨拶を交わしながらゆっくりと追い抜いて行く。

これくらい人が多いと安心度は高いな。

舗装林道を行きついた本格的な登山道。

足元はガレていたり、ここ数日は雨が降っておらず地面は乾燥しており、砂が滑って足をとられることが多い。

周囲は新緑に包まれている。

細い登山道を慎重に進む。

山頂への標識。

ここからは岩場の谷底を進む。谷に流れる水の量も少ない。

一昔前の豪雨災害があった時にずいぶん酷く谷が流されてて登山道が焼失したという話を聞いたことがある。

今は踏み跡がついていて分かりやすいが、谷には大小沢山の岩が堆積していてその時の名残らしきものが散見される。

濡れた岩場を慎重に進み高度を稼ぐ。

久し振りに荷物を背負うと息が上がるな。

と、ヤマシャクヤク自生地に入ってきた。ぽつぽつと新緑の葉の間から白い花弁が。

蕾から今これから開花しようとしているところ。

歩みを進め辺りを見回せば綺麗な白い花が沢山咲いているエリアに入ってきた。

ひとつの株に一輪だけ咲く花。

この時期の僅かに短い期間だけ開花してあっという間に花弁が落ちる。

谷底にある急斜面に広がるヤマシャクヤクの自生地。

淡々と進めばただの急斜面だが、この時期になれば綺麗な花があたり一面に咲いている。

登山者の多くはこのエリアで足を止めて観察したり写真を撮影して楽しんでいた。

今年は咲き始めに観察することが出来ていいタイミングだったようだ。

この後に雨でも降ればすぐに花弁は傷むし、数日遅ければあっという間に花の数は少なくなる。

行き交う登山者との会話は「綺麗な状況を見れるちょうどいいタイミングだった。」「週末に酷く降る予報の雨の後だとこうはいかないだろう。」

との話で持ちきりになる。

深い谷の斜面を登り終え、稜線へと取り付く。

この稜線を進めば山頂まではあと少しだ。

振り返って稜線の奥に続く中国山地の山並みを臨む。

遠くは防府の大平山が見えたな。鉄塔がいっぱい立っていて特徴的だからよく分かる。

山頂へ到着。

山頂には沢山の登山がすでに座り込んで休憩をしていた。

これから昼休憩を山頂で過ごす登山客が続々と集まってくるだろう。

ちょっと早い時間だったが、山頂で昼食。袋ラーメンとコンビニで買って来たおにぎり二つ。

もう少し空気が澄んで入れば三瓶山とかが見れたかな。

広がる笹の稜線が心地よい。県内でも屈指の眺望の良さで、透明度が良ければ日本海から中国山地の深部まで見渡せるポイントだ。

冬の雪山登山でこれくらいの快晴だったら気持ちがいいのに冬で晴れて遠くが見渡せた、という事は未だに無い。

昼食後はコーヒータイム。

コーヒーでも飲んでゆっくりした後は荷物をまとめて神角コースで下山。

うーん。日本海見える様な見えないような。

ささの道を抜けて一気に高度を落とす。

木々も緑がちらほらと目立ちはじめている。

樹林帯を抜ける。

登山口まではあと少し。

無事下山。

周辺の田畑も水を張り始めていて田植えの準備が着々と進んでいる様だった。

もと来た駐車場へ。

入りも出も早かったこともあってか駐車場は満車状態のままだった。

朝一に来て正解だったな。

〇往路 ヤマシャクヤクルート

走行距離:2.73km

走行時間:1:19'58"

平均ペース:29'10"/km

消費カロリー:266kcal

平均心拍数:140bpm

 

〇復路 神角ルート

走行距離:3.10km

走行時間:44'45"

平均ペース:14'24"/km

消費カロリー:249kcal

平均心拍数:124bpm

 

下山後は、近くにある道の駅・願成就温泉で汗を流す。

モンベルクラブの会員カードで入浴料が割安になった。

モンベルクラブに昨年末入会。年会費1500円でいつも断っていたのだが、何だかんだ消耗品やらなにがしをモンベル山口店で購入していることが多く、実際購入したときのポイントが1500ポイントを越えてそのままにしておけば自動的にポイントを利用して自動継続になる。実際の所、年間でちょこちょこ買い物をして2万円分くらいの買い物をするとそれくらいのポイントには達するようでよく買い物をする人ならば会員維持のために年会費だけを払っているという事にはなりにくいようだ。

登山用品の買い物を頻繁にする人は入っていても損は無さそう。

意外に良いなと思ったのが、この田舎の山口県でもフレンドシップショップが多い事。

今回のように入浴料が割引されたり、ソフトクリームが安くなったりとアプリでこまめに確認して利用できそうなところをチェックして上手に使えば得られる特典は多そうだ。

あとから調べて、ここでソフトクリームが割引効いたのか!?みたいなのがあってすっぽかすことが多いけど・・・。

登山にしろ、バイクにしろ・・・何にしろ『温泉』『ソフトクリーム』は避けて通らないのでここら辺が割引になるのは非常に有効活用できるんじゃないかと思っている。