蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

山行記 右田ヶ岳 直登→塚原ルート(ナイトハイク)

夜明け前に山道へ分け入る。

夜明け前に登頂を目指そうとしたが、少し入山が遅かった。

登山口へ向かう道を歩きながら暗闇にぼんやり浮かぶ右田ヶ岳の山体を望むとすでに山頂付近の稜線にはヘッドライトの明かりが複数見えた。

その流れで新月の夜空を見上げれば、オリオン座が見えていた。

星空の季節も冬の入り口へと向かっている。

時間的に夜明けと共に登頂は無理だろうな。

フル装備を背負った状態で登る直登はなかなかきつく、ペースが一向に上がらないままで、途中何度も休憩をはさんでしまった。

空が白みが掛かってきている。

前方の大平山の稜線から陽が出るのは夜明けからさらに時間が必要だ。

空の様子を振り返りながらひたすら山頂を目指す。

登山口の樹林帯ではヘッドライトが必要だったが、これくらい空が明るくなるとヘッドライトも不要になってくる。

展望の良い直登ルートならではだろう。

ちょうど山頂に到着したくらいで大平山の稜線から太陽が顔を出した。

山頂に吹く風も随分と冷たくなってきた。

あさひの訪れと共にバーナーに火を付けて湯を沸かす。

肌寒い時期にこの一連の儀式は心地よい。

お湯が沸き始めた頃を見計らって、持参したパンを広げ、少し早目の朝食の準備。

屋外で食べる補正もあってか、軽く温めたパンが何気に美味しい。

肌寒い中で食べるとおいしさが一層際立つ。

煮たり焼いたりもっと凝ったものをやってみたいのではあるが、山頂での調理は今の所なかなか腰が重く、コンビニで買ったパンを軽く焼く位が関の山だ。

天気が良いので夜明けの時には人が多いかなと思っていたが、ほとんど貸切状態だった。

山頂での朝食を終えて、帰路に着く。

時間と共に陽が高くなり、辺りを照らす。陽が出るだけで空気の温かさが違う。

下山はいつもの塚原ルートで。

雲一つない快晴で、気温も低く低山登山には実にいい時期になってきたな。

樹林帯を抜けて下山した。

〇往路 直登

走行距離:1.98km

走行時間:1:01'37"

平均ペース:31'28"/km

消費カロリー:142kcal

平均心拍数:144bpm

 

〇復路 塚原ルート

走行距離:2.23km

走行時間:47'06"

平均ペース:21'06"/km

消費カロリー:118kcal

平均心拍数:118bpm

 

 

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