蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

NEW WERPON 2024 モンベル トレールウォーカーBOA

軽登山靴を新調した。

夏場は軽装で昨年から足元はルナサンダルを履いて右田ヶ岳を登っていたが、それ以前はモンベルの軽登山靴(ハイキング)シューズを愛用してる。

すでにカタログには無く名前も忘れたが、グリップが秀逸で軽いローカットのモデルを夏場の登山で使用していた。

今回手に入れたのはスペック的にはその後継品にあたる登山靴だ。

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冬場や長距離、雪を含む登山では主にスカルパを着用していたが、出来るだけ寿命を短くしないようにするならば、シーズンごとくらいに足元の装備を替えておこうと考えて使っている。

 

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今使っているモンベルの登山靴もソールの残りが2割くらいで、ぼちぼち買い替え時になっていた。このモデルはソールの張替は不可となっているので、ソールがダメになったらその靴の寿命になる。

何故か色々ダメになるのが同じ時期になってしまうな。

退役はまださせるつもりはないが、いったんここで軽登山靴も新調してみた次第。

ショップで見ている時は色々ある中で何を選択するかを久しぶりに悩んだ感じがする。店員さんにもあーでもない、こーでもないとかなり時間を割いてもらった。

前モデルを使ってみた印象だと、とにかく『TRAIL GRIPPER』というモンベル独自開発の高機能ソールが秀逸で、地面への食いつきに本当に驚いたものだ。

使用頻度にもよるだろうが、年間を通して履いている期間が短かったのもあり、2017年夏に購入して以降、摩耗も少なくグリップも落ちず、良く持っているように感じた。

モンベルでは軽登山靴にも各種用途に分けて色々なパターンが用意されていて、軽く通気性の良いメッシュ生地でランニングなどにも使えるような『トレールランダー』と、ゴアテックスと耐摩耗性の高い合成皮革で構成された『トレールウォーカー』とで悩んだが汎用性が高そうな全天候型の『トレールウォーカー』を選択した。

もちろん前モデルで採用していた『TRAIL GRIPPER』がソールに採用されているモデルだ。

比較的夏場限定で使う事が多いので、より軽量で通気性の高いトレールランダーでもよかったかもね。

前モデルもゴアテックス搭載の全天候モデルだったなぁ。

ここら辺は本当に悩ましいところ。

走ったりすることは今のところ想定していないので、全天候型の防御力重視。

走ることや足裏感覚のトレーニングを考えるならルナサンダルで、今の所の靴の住み分けはこんな感じかな。

 

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BOAフィットシステム】

以前から気になっていた『BOAフィットシステム』。

靴ひもの代わりにナイロンコーティングされたステンレス製ワイヤーを通し、ダイヤルを回して靴のしまり加減を調整することが出来るシステムだ。

カリカリと2、3週ダイヤルを回すことであっという間に靴ひもを締めれるし、ダイヤルのロックを解除すれば一瞬で靴ひもの締まりが全開放される便利な装置。

一度ロックすると緩まない。

靴ひもの様にいつの間にか緩んでいたり、伸びた靴ひもを踏んで解けてしまったりすることも無いので、いちいち立ち止まって締め直したりしなくても良いし、安全だ。

靴ひもの靴を履くようになって以降、何の技術革新も無い事を不思議に思っていて、いつかバック・トゥ・ザ・フューチャーで出てきたような一瞬で足へフィットするシステムが無いのかと思っていたのだが、手に入る靴で一番近いのがBOAシステムのような気がする。

 

ワイヤーが細いので突然切れたり、ワイヤーと当たっている部分が裂けたりしないのか不安ではあった。

なによりも技術革新とはいえ、靴ひもが未だこの便利そうなシステムに置き換わらない理由に猜疑心が残っていた。

実は子供靴に採用されていて、息子は特にこのシステムが付いている靴を好んで使っており、ほぼ毎日履いてソールがボロボロになってもこのワイヤーが切れたり接触している箇所がダメになったりすることは無かった。

子供靴はBOAフィットシステムの類似品であろうが、バッタモンとはいえなかなか頑丈なのは現認できていたので、この靴の買い替えタイミングで、BOAシステムが搭載されている登山靴を採用してみた次第。

 

店員さんにこんな便利なものが全ての靴に採用されないのはなんでだろうかを聞いてみたら、個所ごとで締め加減を調整できないからという答えを貰った。

つまりBOAフィットシステムはカリカリとダイヤルを回せばあっという間に靴ひもが締まってくれるのだが、均等均一に締まるのだという。

靴ひもの様に足の形に合わせて締め加減を調整できないのがデメリット。

アッパーまでは緩く、足首周りはきつく締める、とかいう微調整が効かず、靴ひもの締め加減に微調整を要する人にとってはあまり良いものでは無いらしい。

歩行中に足が痛くなったので靴ひものここからここまで緩めておこう、なんて出来ないんだな。

パパッと締め上げて、それで問題の無い人にとっては良いらしい。

前モデルに限らず今まで靴ひもの靴を履いてきていた中で、靴ひもの締め加減で微調整ってあまりやったことが無いズボラな履き方なので、ローカットの軽登山靴では俺にとってはマッチした選択だと思い、BOAフィットシステム採用のモデルを選択した。

確かにハイカットになると足首周りを重点にがっちり締めて、捻挫しないように固定したりなんて締め加減の調整するよなぁ。(そういった場合にBOAフィットシステムが片方に二つ搭載されているようなものもあるらしい。)

 

実戦投入としては次にでも右田ヶ岳に登るときに使ってみるかな。

スカルパは夏が終わって秋くらいを想定中。

 

基本的に買ったら今すぐにでも使いたい方なのだが、とにかく今は登っている山が何処も基本的に暑すぎるのと、あまりにもルナサンダルがこの暑いコンディションには快適で良すぎて、選手交代とはいかない状況になっている。

 

カラーラインナップはこのオリーブとブラック。

ソール部分や足首周りのワンポイントに入れられているオレンジ色が、メインのスカルパと同じ色だったのでこちらの色をチョイスした。

以前使っていたモンベルの登山靴も同様に鮮やかなオレンジ。

本音のところ、登山靴に関してはもっと鮮やかな色が良かったんだけれどね。

ブラックの方でいろいろサイズ確認した挙句、購入するカラーはオリーブで、っていったら「え?」って驚かれた。

不人気カラーなんだろうな。