この靴を履いて各地の山を転戦した、心強い相棒だった。
2016年に購入した登山靴。本格的に山登りを始めて以降、使っていた靴がダメになって本格的な登山靴を購入したのがこの『スカルパ・シャルモプロ』だ。
3シーズン用という事ではあったが、右田ヶ岳に限らず夏山の縦走登山から厳冬期の大山剣ヶ峰を目指した時も使用してきた愛用の登山靴だ。
アイゼンやスノーシューを付けていた時のベルトで生地が擦れてしまい、内側に備えてあるゴアテックスの生地までダメージが入ったみたいで、雪山を登山したときに靴の内側が水浸しになってしまった。
3年前にソール交換をしており、グリップや内貼りには特段問題は無かったので天候が良ければ登山でまだ使えたのだが、今年の冬も雪道を歩くこと考えればここらで退役させようという判断に至った。
新しい靴の慣らしを含めてこの夏の段階で新調しておこうと決め、購入に踏み切った。
丁度ボーナスも出たし、誕生日月だしね。
自分への誕生日プレゼントという意味も含めて・・・。
色々なメーカーの物を試してみても良かったのだが、軒並み円安で価格高騰している中で、スカルパの登山靴は8年前に購入した時とさほど変わらない価格で今も販売しており、よく足に合っていたので、同社の今年の新製品である『ゾディアックテックGTX』を購入した。
スカルパの商社であるロストアローがかなり頑張っているようだ。
ハイカットで岩場や岩稜などテクニカルな要素を含む登山を得意とするマウンテンブーツ。履き口には雪や小石が入らないようなゲイターが取り付けられていたり。
アッパー部分はペルワンガーという撥水・耐久性に優れたスエードの本革仕様。
ソールはもちろんグリップに定評のあるビムラムソールだ。
この8年間でデザインもだいぶ変わって、シャープな印象だ。
色も前モデルと同じものをチョイス。
スペック的にも同等レベルの物で随所アップデートされているので期待値は高いと想う。
シャルモプロを購入したときほど色々な山に登っているわけでも無く、いつも右田ヶ岳ばかり登っているし、わざわざイタリア製の靴なんてオーバーな感じがするけれど、この新しい靴を履いて心機一転。新たな山へむかってみようかな。
記録を残しておくとサイズは42。ちょうどハックルベリーに在庫があり、足にぴったり合った。奇しくも自分の年齢と同じだ。
本格的な稼働は夏の終わりからの予定。
鮮やかなオレンジが眩しい。
この新しい登山靴で各地の山の山頂に、足跡を残そうと想う。
大切に使っていこう。
