G-SHOCK王道のスタイル。【GW-5610-U-1FJ】。
ぼちぼち10年目を迎える腕時計。基本的に仕事の時に使う事が多く、機械のメンテや突発補修が主な仕事という事もあって、雅で高尚な腕時計よりも、頑丈で正確な時間を刻む事に重点を置かれたG-SHOCKを好んで愛用した。
3本の腕時計を持っている中で最も使用頻度が高く、最も過酷な条件で使われている物だ。
高校時代から使っていて親しんでいたスクエアの物をベルトが切れたり壊れたりするタイミングで本体をまるまる交換していたのだが、最近の物はかなり性能が良くなってベルトが切れたり表示が見えなくなったりすることが無くなってきていた。
頑丈さが売りのG-SHOCK。
ソーラー充電に加え電波受信で時刻補正する為、性能が良いこともあって買い替えるタイミングを失うくらい長持ちした。
仕事柄腕につけっぱなしで作業するので色々な場所に接触して傷だらけになったベゼル部分。
G-SHOCKのロゴも傷に埋もれて霞んできてしまっていた。
見た目は申し訳ないと思うほど傷んでしまっていたが、機能には全く問題が無くこのボロボロになった雰囲気も味だと想っていた。
大体ベルトに亀裂が入って千切れる事が多いのだが、この見た目の割には千切れそうな様子は無かった。
ファッションでもお洒落を気取っているわけではないので、見た目がボロボロでも機能が保たれていれば良いのだが、そうは言ってもいいかげんどうにかしようかと想って色々と調べていたら、純正のベルトが販売されおり、わざわざ時計屋さんに持って行かずとも自分で修理できるという事だったので、時計のコア部分以外のボロボロになった箇所をとりあえず交換してみることにした。
せっかくなので取り外し用の専用工具付の物を購入。
工具を使ってベルトを外し、精密ドライバーを使用してベゼル本体を取り外す。
かなり油や埃などの汚れが溜まって真っ黒だったが、防水性能が高いこともあってか汚れを綿棒で拭き上げるだけで綺麗な状態に戻った。
ばらしている最中の写真は一枚も撮影してないや。
逆手順で組み替えたらあっという間に新品状態。
擦れてテカテカだったのが買った時のマットな仕上がりに完全復元。
文字盤のガラスについた傷はどうしようもないが、これはこれで味としておこう。
新しく買い替えても良かったが、良さそうな時計を探しても結局これに行き着いたのでわざわざ同じものを再購入せず修理して解決した。
ベルト(工具、ばね棒付)4000円、ベゼル3000円。単品で見ると決して安いとは言えない。
ロゴのない中華の模倣品なら1/3くらいの値段だったけど、しっかりと復元したかったので、各部品は純正にこだわった。
新品の販売価格が1万5千円くらいなので少し奮発すれば新品購入できたんだけどね。
壊れそうな気配は全くないけれど、時計部分が壊れたらその時また考えるさ。
で、ちょっとしたカスタマイズ。
ガードがあったのでついでに購入して装着させてみた。
只でさえ武骨な時計がより無骨な雰囲気になり、より好みになった。
もうしばらく頑張ってもらう事にしよう。
とはいっても余裕で10年は持つのだろうけどね。