会社の後輩からの情報で防府のイオンタウンにプラモデル屋が出来て、なおかつRCカーとミニ四駆のコースがあるとの事で子供と一緒に出向いた。
『バージョンアップ防府』という店名で店舗面積はそこまで広くは無いもののプラモデルと駄菓子、そして売り場面積の相当な割合を占めるコースが目につく店舗だ。
更新頻度が高いのはツイッターの方かな?
お客さんや子供が長居することも想定されていて駄菓子や飲み物の販売もやっていた。
コース使用料は1時間200円。時間が増すごとに値段は低くなっていたから、長居するなら数時間分支払っていた方が良さそう。12時間一日まるまるで1200円くらいだったかな。昔の模型屋では無料だったけどイオンタウンに入っているから場所代を払うのはやむなしだ。
上の記事を書いた2014年頃に誘われて最新のミニ四駆1台とファーストトライパーツセットという基本的なカスタムパーツのセットを購入し組み上げたものの、それ以降コース開設している店舗が無くなったりしたこともあって一度も走らすことなく子供のおもちゃ箱の奥底に眠っていた。
取り敢えずストロボ用で単三のエネループがあるし、長い事子供の玩具になっていたがどこも不備なくタイヤは回転するのでそれなりには走るし、個人的に走らせてみたいという事もあって足を運んでみた。
モーターはキットについている標準のノーマルモーター。本体のカスタムは当時買ったファーストトライパーツセットのみの装備。
ミニ四駆をコースで走らすとか20数年ぶりだ。
大して速度も出ない。
なのでスピード感は全くないもののコースはなんの危なげも無く周回する。
子供の頃にやっていた時と比べるとコースも様変わりして、長い坂道を登らなければならなかったり、ジャンプ台や起伏の多いコース設定になっている。昔は複雑なカーブの連続でマックススピードで如何にコーナーを軽快に回り、レーンチェンジの起伏をうまい事クリアさえするセッテイングであれば問題なかったが今はそういう訳にはいかないようだ。
お店には当然各種のカスタムパーツが品揃え良く並んでいる。
はて、シンプルに強化する部分と言えばモーターだ。
このモーターを交換するだけで明らかにマシンの性能が上がる。
店先に並ぶモーターを眺める。昔と比べてタミヤ製のモーターの種類が増えている。はてどれが良いやら。
眺めていると、綺麗なお姉さんが話しかけてくれた。
店員さんだ。あのコースにお勧めなのは何かを聞いてみたところ、色々とレクチャーをしてくれて、一先ず『パワーダッシュモーター』を購入する。
506円也。
早速その場で組直しスイッチオン。
すげぇ。音が違う。明らかに速そう。
で、走らせてみると倍くらいの速度でコースを周回。
が、ジャンプ台で着地が綺麗に出来ずコースアウト。
その後はレーンチェンジでも車体が振られてコースアウトの連続。
ほらね。
工具の貸し出しもしているという事で借りてセッティング。
あの綺麗な店員のお姉さんが子供の傍についてくれてセッティングのレクチャー。
左右に揺さぶられるのを防ぐためローラーの位置を幅広に、後ろについている『マスダンパー』という着地時の振動を吸収する役割を果たす重りの位置も変更。
ここら辺のパーツは20年前には無かったもの。
ちょっとだけセッティングを変えて再び走らせる。
レーンチェンジを通過できるようにはなったが、やっぱりジャンプ台でコースアウト。
何度やってもダメ。
くそう。
軽くて速くが基本だったのは20年前の話のようだ。
再び綺麗な店員のお姉さんから車体前後よりも左右にマスダンパーを仕込んだ方が安定度が増すとのご教授。飛び出す時にフロント側が浮き上がっているみたい。
なるほど。
リヤについているマスダンパーをサイド側に移設しようとしてもどうも専用部品を購入しないと付けれそうにない。店舗の商品棚を眺める。
すると耳元で綺麗なお姉さんが商品を指しながら囁く。
「お使いのシャーシに合うサイドマスダンパーはこれですよ。」
682円也。
で早速組み付ける。子供もM2のボルトナットを締結できるようになってきた。
走らせてみると・・・おー安定する。それでもジャンプ台では安定が崩れコースアウトすることが目立つ。このダンパーのセッティングかぁ。
他の子供連れのお父さんを見てみるとそれはそれは立派なケースにかなり手の込んだマシンを入れている。ダンパーのセッティングやギア比の調整が今後の改造ポイントだろうねぇ・・・・。
く~。これがミニ四駆の醍醐味よ。子供の頃を思い出すぜ。
取り敢えず時間になったので最後に子供が欲しいといった駄菓子を購入して帰路についた。
40円也。
ありがとうございました!
店長さんも気さくでいい人だったし、店員のお姉さんも若くて美人だった。
・・・美人だった!(二度言う)
来ていたお父さん連中もへらへらして鼻の下伸ばしていたよね。
(マスクで隠れていたけど俺には分かるぞ。)
ま、俺も人の事言えんけどな!
諸君、試行錯誤せねばならない。
より良く、素晴らしいマシンを作り上げる為に!
苦しくとも辛くとも試行錯誤を続けねばならない。
その苦しみもがき、さらには酔いしれて快楽を見出すまで試行錯誤を続けるのだ!
しかし、完璧というものを手にした段階で試行錯誤の余地が無くなる。
試行錯誤に酔いしれる我々にとって完璧とは絶望なのだ!
完璧であるべからず!