蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

いつかの風景 凪

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Nikon FM2 +Kodak Elite Chrome 100】

以前、頂いた大量のリバーサルフィルムの一本目。現像結果が出た。

取り敢えず一本使い切ってみたところ。結構間が開いたな。

流石にリバーサルフィルムなので手軽にスナップ写真なんかで消費するには勿体ないし、しっかりと腰を据えて風景を撮影してみたつもりだ。

2014年に使用期限が切れていたにもかかわらず前オーナーの保存状態が良かったこともあってか、気になる点は何一つなかった。

今もなお、我が家の冷蔵庫で丁重に低温保管している。
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 気まぐれに持ち出して風景をメインに撮影したが、なかなか良い結果だったように思える。

今回レンズはAi Nikkor 50mm F1.2Sをつけっぱなしにしていたこともあるのだろうか。明るい時の撮影ばかりだったので絞り込むことが多く、シャキッとしたシャープな写真が多かったように想える。やっぱ基本だね。
ikazuti-d.hatenablog.com

 

フィルムの影響なのかは分からないが、色合いに関しても何の画像処理もせずイメージ通りの仕上がりになっている。

ネガフィルムと比べると色合いや粒子感はリバーサルフィルムの表現力の方が良いのかな?

これくらいの解像感であれば20年ほど前だとフィルムの表現にデジカメは勝てないと言われていた理由はなんとなく理解できる。

とはいっても、現代のデジカメではこれくらいの表現は正直いとも容易いし、コストパフォーマンスの観点から見ても、フィルムには勝てる要素は今に至っては非常に少ないだろう。

それでもフィルムを持ち出す理由は、たまにはレコードで音楽を聴くというような、どこかノスタルジーに浸るような、アナログを楽しむような感覚に近いのかもしれない。

家に帰って袋を開封し、フィルムを光にすかして眺める瞬間が楽しい。
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そういった点では機械式フルマニュアルのNikon FM2は良いチョイスだった。