以前、大量のフィルムとフィルムカメラを頂いたTさんから、突然フィルムカメラを頂くことになった。
中古で買ったものだそうだが、手に取るとかなり状態の良い、それも立派な一眼レフ。
俺がNikonを使っているのをご存知だったこともあってから、現在使っていない50mmF1.8のレンズまで付けてくれるという出血大サービス。
えぇ・・。(困惑)ええんかいの。(鼻血)
EOS-3はプロからハイアマチュア向けのカメラで、ちょうどデジカメが出始めくらいの年代、1998年発売のカメラだ。
俺がデジタルカメラを初めて手にしたのが2002年頃だった。その頃は「デジカメはフィルムには勝てないと言われていた時期で画素数競争が激化している状況だった。1998年の事を考えるとまだフィルムが現役で使われていた時代だろう。
それでもこのころになると、今のデジカメ並みに電子化が進んでいるので機能的には申し分ない性能を備えている。
フィルムカメラとしてはほぼ最高峰の性能。シャッタースピードも1/8000まであるし・・・。流石はハイエンドモデル。
普段フルマニュアルのFM-2を使用していることもあってか、いきなりEOS-3を使ってみると今時のカメラと使い勝手が近いので、「技術が進歩した」感が半端ない。
とりあえずスナップ写真でフィルム1本を使い切ってみたところ。
現像はまた後日。
『フィルムをレバーで巻き上げる。露出を合わせるのに絞りとシャッタースピードを機械式ダイヤルを回して調整する。ピントを合わせてシャッターを押す。フィルムを使い切ったらクランクで巻き上げる。』
という機械式フルマニュアルカメラならではの一連の動作が今のデジカメ並みに短縮されて、シャッター半押しからオートフォーカス、押し込んで撮影という簡素化に至り、いつもの感覚で散歩中に写真を撮っていたらあっという間にフィルムを一本空けてしまった。
いつもの感覚だとコストの事なんて皆無だもんねぇ・・・。
おーこわ。
しかし、譲ってもらって本当に良かったんかいな。
ふと気が向いてフィルムで撮影してみようと思ったとき用に、所有してても良かったんでは・・・。
とりあえず、ありがとうございます。
防湿庫には入れれる余裕がないですが、丁寧に保管して大切に使わせてもらいます。
こてこてのデジカメ世代。
しかも、極端に振っていたこともあり、せっかくアナログでやるんだからフィルムカメラは機械式のフルマニュアルや!とのたまって使ってきていて、ここで電子制御のフィルムカメラを使用して、軽くカルチャーショックを受ける!
フィルムを入れた時にISO感度をカメラに設定してやらないといけないんだけど、カメラがフィルムの情報を読み取ってISO感度と枚数を把握できるんだって!?
その枚数撮影したら自動で巻き上げてくれるし!!
ゴイスー!!ゴイスー!!
パネェっす!!
デジカメ世代のカルチャーショック。