蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

水平線の彼方

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カメラ好きの後輩の影響で久々に我が家にあるオールドレンズ「GN Auto Nikkor 45mm F2.8」を持ち出した。

カメラを始めて間もない後輩はオールドレンズ特有のフレアやヌケの甘い描写に嵌ってしまい、最先端の性能を誇る現代レンズを一本も持たず撮影を楽しんでいた。

人物メインなのだがフレアやゴースト、糸巻ボケの効果をふんだんに活かし素晴らしい写真を撮影していた。

操作は不便なフルマニュアルになるものの、それもカメラの楽しみ方の一つと理解ができた。

 

そんな彼に影響されて当レンズでそのような描写が出来るか真似てはみたものの、意図してフレアやゴーストが出ることは無かった。

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現象を発生させる条件やテクニックがどこかにあるのかもしれないが、いかに旧式とはいえ、日本を代表する光学機器メーカーであるNikonがそう易々と不細工なフレアやゴーストを発生させるようなことはしないのかもしれない。

なんてったって戦艦大和の光学兵器は日本光学製だぜ。

 

現代レンズの50mmと比べてみると、絞り解放での描写の甘かったり、何処となく画が青く映ったりするのは、所謂オールドレンズの『クセ』と言われるものなのだろう。

この『クセ』と撮影者の感性がマッチすると、オールドレンズの魅力に憑りつかれるのかもしれない。

彼が底の見えない沼に嵌らないことを願うばかりだ。

 

NikonFマウントではカメラのフランジバックが長すぎる為、M42マウントをアダプターを噛ましてつけたとしても無限遠が出ず実用性に乏しいため、そこら辺のレンズには手を出すことは無いと思われる。

(補正レンズ付きのアダプターを噛ませれば使えるらしいが・・・。)

 

今度暇なときにカメラボディを片手にカメランドにでも行ってみようかな。

いやいや、50mmでも、もう一つ古い世代の奴を持っているのでそちらを試してみてもいいかもしれん。

とかっていって、沼に嵌るんだよなぁ。

 

 

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