少し趣を変えて。
オールドレンズの話に盛り上がって、そういえばその手のレンズを所有しているが、活かせた撮影をいまだにしていないなぁと思い、久しぶりに持ち出した。
使っているレンズはReflex Nikkor500mmF8。
主に天体観測用として活用していたが、オールドレンズならではどちらかというとレフレックスタイプの個性ともいえるリングボケを活かした撮影をしてみた。
最新のレンズとは違い、オートフォーカスも手振れ補正もない望遠レンズを手持ちで制御するのにいささか苦労したが、いつもと違うボケを再現できたのは面白かった。
当時としてはこんなボケ方や色のりの甘さが否定され、かっちりくっきりが良しとされたこともあって、最新のレンズではこんな描写はしないだろうと思う。
今、一周して最新のレンズにはないオールドレンズの良さが話題になっているようだ。
最新のレンズと比べると利便性は格段に劣るけどね。
ここ最近の機体性能の発展は目覚ましく、たった数年で最新機能は陳腐化してしまう。
機体性能の限界よりも、その機体を使用しての『表現の限界』に挑戦したい。
それがオールドレンズの醍醐味だと想う。