蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

Shoot & Ride !!

高校生時代の後輩から、山口へツーリングに行くので一緒に走らないかと連絡があった。
天候も良し、タイミングも良しなので即答で『行く!』の返信を出した。
高校時代からの付き合いとなると15年にもなる。ほぼ人生の半分。
そう想うとなんだか感慨深いものがある。

俺にとっては付き合いが長く続いている数少ない友人の一人だ。
地元を離れてしまった俺は、学生時代に確立した友人との付き合いは、年月の経過と共に希釈になってしまった。
そんな中でもこうやって誘ってくれたりするのは本当にうれしい。


若かったあの頃は何処へ・・・。
二人して良いオッサンの入り口に立っている。


朝10時に周南市西の果てにここ最近できた道の駅『ソレーネ周南』に集合。
お互い正義の最下層労働者『サラリーマン』なので己の時間管理には厳しい。
定刻通りむしろチョイ早めに到着。



久々の再開を喜び、近況を話し込むだけで時間がいくらあっても足りない。


つかの間の団欒の後、エンジンに火を入れて走り出した。

国道315号から国道434号へ乗り、北上する。
このルートは道の綺麗さに反して、圧倒的に交通量が少ない。
トリッキーなヒルクライム
山と山を縫う緩やかなハイスピードライン。
快調にライディングを楽しめるルートで、ちょっとしたツーリングには良く足を運ぶラインだ。


いつもより多めにスロットルを開ける。

体重を内側に預けてピンと加速し、大きな円を描くように旋回する。
身を細め、風を切るように加速し、直線の向こうを目指す。


順調に進むこのスピード感が心地良い。

そして久々の『Shoot&Ride』だ。

以前からこの長い付き合いの友人を撮影しようと想っていて機会をうかがっていたが、ようやくそのタイミングが訪れた。


リスペクトする写真家『マツモトカズオ』氏の影響をモロに受けた俺は、それ以来自分でもできるのではないかと試行錯誤した。
あの一枚のだけですべてを物語るあの一撃に心撃たれ、純粋に憧れを持った。


『Shoot&Ride』。
本家のそれと比べるとまだまだだが、少しくらいは形になっているかな?

蒼い蒼い空の下。
心地良く響くエキゾースト音と目の前を過ぎ行く風景。


走り足りない気持ちは残ったが、とてもいいツーリングになった。
今度バイクで九州へ行くときは一緒に走ろう。

【Ride With Shadow】



我、『Shoot&Ride』心揺さぶる一撃(一枚)を模索中。