周南天文同好会の会員限定フォーラムにて『宇部にて若田宇宙飛行士のミッション報告会』があるとの情報をいただき、遊びへ出かけた。
事前に往復はがきで応募し、応募に通った人だけが報告会へ参加できる人数制限つきのものであったが、早い段階で応募したので、上手い事応募に残ることができ、参加となった。
何でも宇部天文同好会が主催で企画に一枚かんでいるそうで、かなりレベルの高いイベントを企画しているのだなと、正直驚いた。
会場も500名を超える人たちが立ち見も含めみっちりと詰め込まれとても盛況だ。
宇部市市長や農林水産大臣も席にいるくらいだ。思ったよりも規模デカいなぁ・・・。
そして、若田宇宙飛行士の登壇!!!!
キターーー!!宇宙飛行士!!!
ウソです。報告会は大人の事情で撮影禁止なので、若田宇宙飛行士の写真は撮影できなかった。
国際宇宙ステーションで約半年の間日本人として初めて『船長』という大役を務めた人物。
恐らく、今後日本の歴史に名を残す偉人だろう。
彼の報告会やパネルディスカスなどは本当に興味深い内容ばかり。
『和の心』・・・『日本人』らしく、そして『船長』らしく・・・。
温和なオーラを持つ若田宇宙飛行士らしい言葉のチョイスだ。
子供たちの質疑で『宇宙飛行士になるのに必要なものは何か?』と問われ、『情熱』と言い切ったところに、温和なオーラの奥に確かなものをしっかりと持たれているのだと感じることが出来た。
宇宙飛行士になるには厳しい訓練や技術を沢山習得しないといけない中で、それでもめげずに目指そうと志すには本当に必要な事なんだと想う。
その会場に展示物が並んでいたので少しだけスナップ。
正直な話、宇宙食はマズそうだ。
若田宇宙飛行士は『なかなかうまい』と言っていたが、ぶっちゃけた話どうだろうか・・・。
話を聞いて結構衝撃的だったのはこの乾燥した宇宙食に水を注入して乾燥した状態から元に戻すらしいのだが、機内で使われている水は船員の尿をろ過して水にしたものだそうだ。
全ての水がそういったものではないだろうが、限られた資源の有効活用とはいえ、なんだかなぁ〜。
いや、世界の英知を結集した濾過機だからそりゃ綺麗な水にはなっているんでしょうけども・・・。
『みんなの尿からできているから、だれも気にしない』とのことだった。
まぁ良く考えてみれば、普段我々の糞尿は下水処理場で処理され、海に流されるわけだ。
いずれ海から空へ、そして風に運ばれ山に至って川へ流れる。
そう考えれば、蛇口から出て来る水はおのずと『世界中の皆』から循環されてきたものかもしれないね。
湧き水を呑んで下痢にでもなったら俺のせいかもしれないし、豪雨で降り注ぐ雨には俺から排出されたものが含まれていることになるかもしれないのだっ!
うむ、この報告会で稚拙な俺の思考が一惑星の循環レベルになったぞ!!
地球をCD位の大きさの球体に例えたなら、太陽はこのCDから約1.5km先、火星は約800m先のテニスボール。月は4m先のピンポン玉。
人類の英知、国際宇宙ステーションはCDから4mmのところを回っている。
こんなちっぽけな玉の表面で争っている場合じゃないわな。
俺のひ孫の世代には宇宙旅行なんてできているのかなぁ・・・。
そんな、夏休みの思い出。