蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

回顧録 パサール満ちる月の祭り 3


あまりの暑さに風通しのいい日陰に寝転がり涼んでいた。


パサールバーガーを食べたり。

橋の下の太鼓隊ベースで太鼓の練習を見学したり・・・。



イベントといえど、やはりこの暑さでは日中は皆、比較的穏やかに過ごしている。



と、その時・・・。
「・・・!?この重圧(プレッシャー)は!!?」

【豪傑、現る】


トークバム登場!!
そしてその中央にはなんとにゃん太さん!!
前のステージで不覚にもステージ中に負傷し、まさかのドクターストップを喰らって入院治療中だった筈のにゃん太さんが怒涛の回復力で復活し、ここパサールに現れた!!
重傷で入院治療のため前回の船方ギャザリングはあえなく参加できなかったほどなのに!?
まるで少年漫画の主人公ばりの回復力だ。


トークバムのメンバー達と固く握手を交わし、このパサールでのステージの健闘を確認し合った。

メンバーは揃ったな。


陽が傾き始めた。

さぁ、ここからが勝負だ。
ステージは温まり始めた。
スケジュールが急に立て込む。


周防アマゾネスのステージの後、太鼓隊のメンバーはそのままにすぐにファイヤーショーへ移行する。
周防アマゾネスの写真と動画の撮影をしながらファイヤーの準備、撮影終了と共に今度は自分が出演・・・・。
我ながら、『なんじゃそりゃスケジュール』だ。



太鼓の音がステージから鳴り始めた・・・。




今回は広島のアフリカンダンスチーム『POPOTAMz』と合同でダンスパフォーマンスだ。
広島は太鼓隊もダンサーも人数が多く、とても見応えのあるステージだった。







会場は太鼓の音やダンサーのパフォーマンスで大盛り上がり。
祭り最大の盛り上がりだ!


そして、ステージは幕を下ろす。


そう、次は俺たちの出番だ・・・。
隣には『広島ポイ部』に所属する『蒼い旋風のkazu』さんがいた。
彼はこの度のステージは見学・・・。
そこであることを一つ、お願いした。



約10年のカメラ経験、ストークバムや楽焔、そして数多のファイヤーパフォーマーを幾度となく撮影してきた経験を、カメラの設定に叩き込んだ。
ISO感度設定・・・絞り値は解放一杯・・・オートフォーカスの効きと手振れ補正を最大限に。
フォーカスポイントは画面中央。
そして、その経験を設定として叩き込んだ愛機『NIKON D4』。
これは紛れもなく、日本が誇るカメラメーカー『NIKON』が誇る最高峰・最強のフラッグシップモデル。
俺が仕上げた世界でたった一本の革ストラップを纏った、『DAISUKE専用機・曼荼羅』。


それを、『蒼い旋風のkazu』さんに手渡した。


『ファインダーの赤い照準を目標に合わせ、できるだけ多くシャッターを切ってほしい。』


kazuさんはその願いを快諾してくれた。










そして、一片の焔が舞い落ちた・・・。