鳥取からの帰還後、翌日朝に南へ向けてアクセルを開いた。
目的地はざっくり決め、ルートもおおむねのイメージだけ。
方向性は南。
後はツーリングのバイブル、ツーリングマップるがあればおおむね解決できる。
チープなナビゲーションシステムなんかよりもよっぽど重用するアイテムだ。
時間短縮と、体力温存の為、高速道路を使わず徳山港から大分県竹田津港へフェリーを使ってのワープを試みる。
【嫁は長距離用装備を持っていないためこうなるわけです。これでも機動力は俺が高い！？】
自宅から５分のところに港がある為、余裕をぶっこいて港入りすると、すでに長蛇の列。
誘導員から、台数いっぱいでフェリーへ乗れるかどうか微妙だと言われていたが、なんとかギリギリフェリーへ搭乗することができた。
さすが繁忙期。
残念ながら俺の後ろに待機していたバイカー約10名は船に乗ることができなかった。
目を合わすことなくそそくさと搭乗。
バイクは予約ができないため、この時期にフェリーに乗るにはかなり早く（最低1時間半以上まえ）から並んでいないと乗れないような雰囲気だ。
正直、繁忙期にフェリーに乗ろうと思うのは博打に近い。
約2時間の船旅を終え、九州入り。
別府からやまなみハイウェイに乗り、山岳地帯へ乗り込む。
前回の旅と違い、空は見事に晴れわたっている。
由布岳も新緑に包まれ、登山客でにぎわっていた。
山のふもとの快走路を進んでいく。
道中で身に着けた新技。
左手で一眼レフを操作し、右手でバイクを操作。
走行しながら撮影する技術を体得。今まではコンデジでやっていたが、やればできる。
やっていいのかわからないが・・・。
結構、プロのカメラマンはこうやって撮影していることが多く、上達すればすごい臨場感のある画が撮れるんだなぁ。
第一目的地、九重夢の大吊り橋へ
デカい！高い！揺れる！
そして橋の上からの景色がいい！
九重連峰を見ながら、快走路を進む。
天気もいいし、最高のツーリングだ。
そして、テント設営。
最近、キャンプが流行っているのかな？
キャンプ場は家族連れのキャンパーで超満員。
巨大なテントとタープを広げ、贅沢な屋外リビングルームが完成している。
俺なら、こんな装備を展開するのに嫌気が指すくらいだろう。
ちょっとそんな中での、ツーリングテント・・・。えらい不釣り合いな光景だった。
久々に見た大自然の中での朝焼け。
