蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

炎景 轟景・秋吉炎天

陽が落ちる。

大地の奥に陽が沈む。
陽が沈んだ後、わずかな時間に現れるブルーモーメント。


夜の帳が静かに訪れ、辺りは冷たく干からびた空気に包まれる。


太鼓の音と共に現れる焔。

静寂に包まれた夜の世界が、炎に包まれる。
大きな炎の壁が突如として押し上がり、まるで炎の津波のように世界を飲み込んでいく。



冷たく静かに横たわっていた大地は、熱風と焼け焦げる大気に包まれる。


まるで、この世の終焉の刻。



大地も空も真っ赤に染まった。
此処は現世に現れた、世界の終わり。