蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

感謝を力に、情熱を心に

『報酬を貰うかぎり、どんなことがあってもそれはプロフェッショナルだ』



これは、俺の持論。いわば哲学だ。



プロフェッショナルとは、すなわち『報酬・対価』を貰う者なのだ。
その中で、言い訳など出来るわけがない。





革細工や写真撮影やファイヤパフォーマンスを趣味としてやっていくうちに、いつの間にか、『感謝の気持ち』としての『報酬』を貰うまでに至った。
自分が望む、望まざるを関係なく時としてこのような場面に出くわし、『仕事』として活動をすることが多くあった。
言うまでもないが、俺は革細工職人でもないし、写真家でもファイヤーダンサーでもない。
本当の姿は正義のサラリーマン・最下層労働者なのだ。



ただ、『報酬』を貰う時がある。
俺はその場合何の躊躇いも無く、ありがたく頂戴する。
しかし、貰うからにはキッチリと『仕事』として取り組む。
それが俺のプロフェッショナルとしてのプライドだ。



『報酬』と聞くと『お金』とストレートにつなげてしまうことがあるが、実はお金でないこともある。
たとえば、祭のお神酒に捧げられていた焼酎一本だったり、依頼主が世界中を旅した中で手に入れたアイテムだったりする。
お洒落なお店でのお食事会に御呼ばれしたりしたこともあったな。
其処に『対価』があれば、俺はそれで良いのだ。


ただ、多くの人は物々交換などと言うやり方はしない。
『お金』という形の対価を支払ってくれる。
『お金』はただの『価値』。まるで泡のような存在。
俺にとっては其処に在って、其処に無いのだ。
革細工や写真撮影、ファイヤパフォーマンスで手に入れた『お金』と言うのは俺にとって特別だった。
そんな『お金』をなんとなく日々の生活で消費し、泡のように消してしまうのは実に勿体無いと感じた。


なぜなら、そこに俺への手渡しの『感謝の気持ち』が込められているから・・・。



だから、そうやって手に入れたお金は、無為に使わず溜め込んだ。
銀行にも預けず、お手製の革の財布にタンス貯金して封印していた。
頂いたその『感謝の気持ち』をきちんと目に見える具体的な『何か』で遺したかったからだ。





そして、その時は来た。


いまここ、感謝を力に。





狂るり 狂るり と廻り廻って還元される。




『感謝』という気持ちが具現化され新たな力に・・・。
そして再び情熱を心に。



新たな剣に備わる、新たな力。


この力は誰のものでもない、あなたのおかげ。
宝物が一つ、増えました。



ありがとうございます。