蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

回顧録 風のまつり2010 〜炎〜

前夜祭で出逢ったファイヤーパフォーマー
TAKEZOOOさん。
実は去年2009年の虹の岬祭りで出逢って、一緒に遊んでいた人だ。

(2009年虹の岬まつり より)
前夜祭の明るい時に再開した。名前は知らなかったが、一目見てお互い「あ!」となり、すぐに駆け寄って握手して再会を喜んだ。
祭りを転々としているので、こんな出会いや再会が沢山ある。
俺が思う祭りの醍醐味はそんな偶然と言う名の必然が織り成す人との出会いだ。

前夜祭でのパフォーマンス。
一年前の俺と違い、未熟ながらファイヤーパフォーマンスをやっている。ここで一緒にやらない訳が無い。
他にも数名、ファイヤーパフォーマーが居たので、毎晩ファイヤーをやった。

同じくファイヤーパフォーマーのケンジさん。
いつも赤い衣を纏い踊っている。
今年の虹でも見かけたような。

相方?の白い衣の人。太鼓をたたいてくれた。

いつの間にか集まり。お互いの技を見せ合って、仲間になっていた。
風林火山」を名乗ろう。
その一言でチームになった。

二日目の夜。
ライブペイントをやっている人にお願いして、ボディペイントを施してもらった。

風林火山」のメンバーは体中にペイントを施し、出番を待っていた。
まつりのタイムスケジュールにあるわけでもない、主催者に許可を貰っているわけでもない。
ただ、単純に楽しむ為。自分が、周囲が楽しむ為。
動機なんて、実際そんなもんだ。


ミュージシャンの野外ステージが終わり、一時の間をおいてライブハウスでライブが始まる。観客は野外ステージの余韻を残し、ライブハウスへ移動したり、休憩したり思い思いの時間を過ごす。
その一時を狙った。

おもむろにジャンベディジュが鳴り出す。
だんだんと音が大きく膨れ上がった。
その音に惹かれ、人が寄ってくる。



俺は、灯油につけていたポイを静かに引き上げた。


ステージとなる広場には既に小さな炎が用意されている。




いくぜぃ!!




俺は、丸く円になっている暗闇のステージに飛び込んだ。