この『まつり』という世界に入ってからの友人であり、そしてポイの師匠である福岡のリョウ。
その彼が率いるファイヤーパフォーマンスチーム、『楽焔（らくえん）』。
その彼らのファイヤーパフォーマンスはプロそのもので、そしてそのパフォーマンスは確立された『エンターテイメントショー』だった。
祭り３日目の夜・・・。
夜の帳がおりる祭りの中で世界は暗く迫り、その奥から焔が現れる。
其処に『楽焔』がある。
其処にファイヤーパフォーマーとしての俺が求める一端がある。
そう、これこそ『芸能』。
一山幾らで叩き売りされているお笑い芸人や、アイドル共が見せる『素人騙し』の芸ではない。
『見せる』ではない、『魅せる』なのだ。
幕が開いた。
福岡のリョウ
ゆうじ
れいな
リョウとレイナは毎年遊んでくれる友人だ。
そんな彼らはステージに立つと、その表情は一変する。
圧巻のステージ・・・。
不知火・・広島ポイ部・・・ＴＡＩＭＡＴＵ・・・そしてストークバム・・・。
数多渡り歩いたが、まだここまでの表現までに到達していない。
あっという間に怒涛のステージが終わった。
本当に素晴らしいものを『魅せて』貰った。
去年よりも遥かにレベルアップしたショー。
本当にいい刺激になったし、同席した広島ポイ部のメンバー達もいい刺激になっただろう。
そして！
毎年恒例となったバーベキューパーティー！
ポイ部陣地にてステージを終えたばかりの『楽焔』メンバー達と夜遅くまで面白おかしく過ごした。
俯瞰してみると、さっきまでステージに立っていた人たちと一緒にバーベキューしながら、普段のくだらない話からパフォーマーとしての深い話まで幅広い話で皆して盛り上がっている状況の中にいるのは、なんかとっても素敵なことだと想う。
普通に生活してこんな経験は、なかなかできないよ。
いや、此れがいつの間にか現れた、俺たちの『普通の生活』の一環なのかもしれない。
広島ポイ部、楽焔・・・。楽しい夜を、ありがとう。
