溜まっていた仕事を片付けて、仕事を休んだ。
その日仕事が終わるとすぐに荷物を車に詰め込み、翌朝には羅漢高原へ車を走らせていた。
車を走らせ二時間半。
途中食材やら炭やらを購入。
山道をくねくねと登り、見えてきた。
今年で3年目だ。
いつもの受付でお金を払い、キャンプ場へ移った。
この日は前夜祭だったが、既に多くの人がキャンプインしていた。
天気は曇りで、時々濃い霧に辺りが包まれた。
標高が高いので、こんなことが起きるのだ。
下界にくらべ、とても涼しい。
テレビでは猛暑と騒ぎ立てているが、ここはとても過ごしやすい気温だ。
適当な場所を見計らってテントを建てる。
三年前は、テント、寝袋その他もろもろバックバック一つに納めていたものが、いつの間にか収まらなくなるほどの機材になってしまった。
いまでは、車にキャンプ用品をつめると一杯になる。
そのセットをある人に見られて「スノーピーカー」といわれるくらいスノーピークを愛用している。
前夜祭なので、のんびりとした空気が流れている。
俺も、時間に追われる身ではないのでのんびりとビール片手に辺りを散策する。
いつも会うメンバーに挨拶を。
既に呑んだくれている友人。
たった今到着した友人。
テントを張ろうとしたおかちゃんの荷物を運んでくれる子供達。
テントを張るのを手伝った。
呑んで、馬鹿話して。
友達がまだ来ないちゅら嬢と二人でぶらぶらと遊んで。
夜が来ると、どこからとも無く音楽が鳴る。
前夜祭が始まった。
ジャンルレスでいろいろな音楽がセッションを始める。
ゴスペル、クラシック、フォーク、ロック、アフリカン、レゲェ
ついでにファイヤーショーも。
前夜祭だけで、出てくるだけ出てきた感じ。
俺も点火するしかないでしょ。と言うことで彼らファイヤーパフォーマーとセッション。
開発したファイヤー用の手甲の初陣。設計どおり防御力高かった。
よしよし。
前夜祭からこのテンションの高さ。