嫁さんが何故か持っていたEE-3(1号機)と写真繋がりで知り合った方から譲り受けたEE-3(2号機)を所有しているのだけれど、2号機は露出計が働かなくなって歩留まりが非常に悪いし、1号機はシャッターが動作が遅れたり鈍くなったりしてこれまた写真の歩留まりが悪い状況になっていた。
フィルムのハーフサイズカメラはコスト的にも良いし、ぼやけたチープさの残る写真は俺がデジタルカメラで撮影した写真には無い雰囲気の出来栄えだったのでここ数年フィルムでの撮影は好んでPENを使っていた。
そんな折に、PENTAX17というハーフサイズのフィルムカメラが新発売して、非常に食指をそそられたのだが、発売当初から非常に人気が高く生産が追い付かない状況で市場にはなかなか出回らない上、それなりにいい価格設定だった。(最新のミラーレスと比べれば格安な値段ではあるが・・・)
今やフィルムも高騰してランニングコストも馬鹿にならないし、そこに今お金をつぎ込むのもなんだか野暮な話だなぁと思っていた矢先。
上の写真のOLYMPUS PEN EE-2を手に入れた。
もちろん、購入した場所は『カメランド』だ。
ちょうど双眼鏡を見に行った時に、その存在に気付いて店員さんに色々な話を伺っていた。
ジャンク品から美品まで所狭しとカメラやレンズやらが並んでいる中でショーケースに入れられて値札が張られている。
値札には14000円の文字。
この店にしたら割高な感じがするなと感じて話を聞くと、カメランド側で比較的状態が良い物を選定してレンズやらファインダーをオーバーホールし、蓋のモルトも張り替えて動作確認をしているので少々値段を高く設定しているとの事だった。
確かにファインダーを覗いてもすっきりとしているし、露光計も作動してシャッターの動作も軽快だった。
最新のPENTAX17は8万円から9万円の価格帯。
ハーフサイズのフィルムカメラでもう少し遊んでみたいところだったので、価格交渉して11000円で入手した。
【OLYMPUS PEN EE-2 + Kodak color Plus200】
フィルム一本分試したところ、整備しているだけあってEE-3の1号機、2号機と比べるとよく映っている印象だった。
初めてEE-3を現像したときの写真と比べると好みの写りをしている印象。
直近の現像結果では1号機、2号機共に露出オーバーだったり変なブレが入って使えそうな写真が殆ど無い中、EE-2は色乗りも良く、実用範囲だ。
PENTAX17が買えない分、これで細々楽しもうと想う。
PENTAX17もあと2年くらいしたら値段落ち着くんじゃないかな。
その時にでも改めて検討しようと想う。
ハーフサイズとは言え、カメラのキタムラにはフィルムの在庫も殆ど無いし、あってもかなり高級な品揃え。スナップ写真ばかりだけれど、無駄撃ちをせずに一枚一枚を大切に撮影するようにしなければ。