蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

山行記 白石山

数年ぶりに徳地の奥にある白石山へ分け入る。

比較的自宅から近い場所にある山で、近隣地域の景勝地にもなっている。樹林帯に覆われた山域だが、中腹から大岩群が姿を現し接待岩では雨風をしのげるような洞窟状の岩が目を引く。

この時期もなると、山道は落ち葉で埋もれている。

所々にピンクマーカーがあるのでルートとして迷ってしまうような道ではない。

カフカの山道を進む。

樹林帯に覆われていて眺望は基本的に望めない。

6合目付近から山の雰囲気が変わってきて苔生す大岩が目立ってくる。

複雑に折り重なった岩がどこか不気味さを醸し出していた。

岩の上に置かれた仏様。

山住坊といって、この山に住むお坊さんがいたという昔話を友人つてで聞いたことがある。

今でもやっているかどうかは不明だが、8月にはこの山で接待をするようなイベントがあったようだ。

なんだろう、この棒は・・・。

その接待岩の周辺には大岩が特に目立って多く、観音様が岩の間に祀られていたりと、昔から信仰の対象になっている様子が伺える。

そして、白石山一番のビュースポットである大岩のテラスへ。

夕方から雨の予報で雲が多めであったが、遠く瀬戸内海も見えるほど眺望は良かった。

大岩のテラスよりさらに5分ほど登ったところが三角点のある山頂。

記念の標識と共に一枚撮影。ここは周囲が木々に覆われて眺望はゼロなので長居せず、先ほどいた大岩のテラスへと戻る。

うーん、風が強くて肌寒い。今年は暖冬とは言え風に当たりっぱなしだとちときついので、一度大岩のテラスを離れ、風雨をしのげる接待岩で休憩をとることにした。

接待岩の標識。

この岩の間を抜けていく。

苔生す大岩の間を抜けて進むと、洞窟状の岩が現われる。

かなり広い空間。

湧水もあったりと、山住坊が住んでいたと思しき空間が広がっている。

食器やバケツなどがあり、不気味な生活感があるのは、今でも何かしらイベントをやっているからだろうか。

囲炉裏が石組みされていたのでせっかくだし、周辺の枯れ木や落ち葉を集めて火を熾す。

ザックの奥に忍ばせている緊急箱のマッチで着火。

ここで焚火をしながらコーヒータイムを楽しむ。

貸切状態の山で焚火をしながらコーヒーを飲むのは贅沢な時間だ。

中々山域で焚火を出来るなんて場所は無いので、ブッシュクラフトをやってみたいならこの場所は丁度良い場所だな。

次回来るときは、ブッシュクラフト用の装備を持ってもっとゆっくりしてもいいかもしれない。

休憩を済ませ、下山を開始。

もと来た道を使わず引き回し方向で下山をする。

こちらはあまり人が使っていないのか、踏み跡も不明瞭なところがあり、倒木も多く道があれていた。

特に見どころの少ない下山の道を進む。

途中から休耕田のあぜ道を辿るのだが、分岐を間違えて行き止まりの道に至ってしまった。ルートが草で覆われてパッと見、分かり辛かったな。

途中ウロウロしてしまったがだらだら歩いて元来た道へ到着した。

無事帰還。

〇往路

走行距離:2.04km

走行時間:53’55”

平均ペース:26'23"/km

消費カロリー:198kcal

平均心拍数:135bpm

 

復路:引き回し方向

走行距離:3.89km

走行時間:1:06'40"

平均ペース:17'05"/km

消費カロリー:255kcal

平均心拍数:127bpm

 

 

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