蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

山行記 白石山


山口市の仁保という山奥にある『白石山』を目指す。
ここら辺の地域では景勝地としているようだ。


さくっと装備を整えて山頂を目指す。
駐車場は綺麗な舗装が施されているが、停車している車は無く今回も山には一人のようだ。


気温も大分上がってきていることもあり、先週初めの豪雪の気配は全くない。
山頂へ近づくにつれて、大きな岩が目立ってきた。
右田ヶ岳の様に荒々しい岩ではなく、苔むした何処か静かげな岩が多い。
山道の途中に『大岩』という分岐がありそちらの方へ寄り道。
とてつもないほど大きな岩で、山道はその上につながっていて、そこから見る風景はとてもきれいだった。


大岩を後にして山頂を目指す。
傾斜もきつくなく、程よい負荷で登山をできる。
樹林帯に覆われて展望らしい展望は無いが、時折見せる大岩が登山を楽しませてくれる。


岩に観音様が祭られていたり、


何かの願掛けか岩と岩の間に棒を入れて支えているようにしていたり、小さいながらも不思議な箇所が沢山あったりして面白い。俺もあやかって岩の間に棒を突っ込んでおいた。

この山の面白いところは『接待岩』だろう。

岩の奥へ歩みを進めると・・・。

巨大な岩窟の奥に平らに整地された場所があり、何か観音様が祭られていたり、焚火がされた跡があったりと何やら儀式的場所で興味深い。
調べてみると、8月9・10日に夜通しで地元の住民が接待をする催し物があるそうだ。

岩の奥には水場があり、何処からか流れ込んでいるわけではなく水面が揺らいでいた。
湧き水なのだろうか。

接待岩を後にしてさらに山頂を目指すと、岩の展望台が広がる。

ここから5分足らず歩いたところで三角点のある山頂へ到着。

山頂は木々に囲まれていて、展望らしい展望は無く、先ほどの岩の展望台まで戻って小休止。


下山は『引き回しルート』を辿っていく。


下山ルートにも奇岩が点在している。

数珠岩・・・岩に不思議なでっぱりが・・・。ただの花崗岩のように見えるのだけど・・・。


登山口に描かれてあったルートと比べるとえらく迂回させられてしまい、特別何もない平坦な田んぼのあぜ道を歩いてしまう羽目になった。

たぶん山頂周辺を周回するようなルートもあるっぽいので探索したら面白いかも。



復路:大岩ルート 55分
往路:引き回しルート 48分

北の道から反時計回りに移動。
山道はしっかりと踏まれルートは明確。
分岐には看板等があり安心して山頂を目指せる。
岩はコケがあるので足を滑らせない様に注意が必要。
接待岩の内部にある水場はありがたいかも。