神角八幡宮にある登山客用駐車場に車を停める。
ヤマシャクヤクのタイミングが合いそうな時に訪れる十種ヶ峰。
一昨年に満開の時に訪れることが出来たので、今年もと想ったが、どうも情報によると見頃を終えているとの事だった。その情報を得てから大雨強風の荒天だったので、ほぼ無理かなといったところ。
林道の入り口にある生木地蔵の隣の柵を越えて、舗装路を進む。
急な坂道の林道を進み終点に至ると、本格的な山道へと変わる。
深い谷間をすすむ。前日からの雨の影響か流れる水も多いように感じた。
濡れた岩場で足を滑らせないように慎重に。
積雪のある冬場は北側の十種ヶ峰スキー場からスノーハイクだが、南側から進めばアイゼンとピッケルの練習にはよさそうなルート。
雪山始めたての頃に行ったことがあるが、後半の稜線へ取り付く直前がとてもきつかったのを今でも覚えている。
長い谷を進む。
その先に突き進むと谷のガレ場が薄くなり、鬱蒼と植物が生い茂る急斜面へと取り付く。ロープ道が規制されているので、ロープから出ないように進む。
このロープが出てきた辺りから、辺り一面白いヤマシャクヤクの花に包まれているのだが、花の一つも見つからない。
あーやっぱり遅かったか。
遠くの方に数輪咲いていて、足元に僅かにあった白い花弁は今まさに散ろうとしているところだった。
今年はお目にかかれず、とったところ。
潔くヤマシャクヤク自生地の急斜面を進む。
稜線に取りついた。
ここからは両側が切り立った斜面になっていて、短いながらも稜線歩きを楽しめる。
山頂も稜線から望む事が出来る。頂きまでもう少しだ。
振り返ってみると徳佐の盆地が見えた。田んぼには水が張られている。
稜線を進む事20分。
山頂へ到着した。
平日だが、ゴールデンウィークという事もあって登山客が多く賑わっていた。
大体、ここを訪れる時は一人なんだけどね。
少し早いが山頂付近の広場で昼食。
シンプルに袋ラーメン。
もう少し季節が進めば、熊笹の緑も濃くなって良い雰囲気になる場所だ。
食後は再び湯を沸かしコーヒータイム。
冬に来るのと様相が違って面白いな。
帰路は案内板が示すように神角ルートで下山。
特に見どころは無く、とぼとぼと静かな樹林帯を歩いてもとの場所に到着した。
下山終了。
気温も湿度も低めで、樹林帯を歩いたこともありとても快適な山行でしたな。
せっかく近くを通るので、船方農場に立ち寄る。
こちらもゴールデンウィークという事もあって小さな子供を連れた家族連れが多く賑わっていた。
農場の一部が解放され、カフェも併設されているがこちらは土日祝日しか開いておらず、物販コーナーのみが開いていた。
ウサギやヤギを触れるコーナーがあったり、敷地が広いのでピクニックがてらちびっ子を放し飼いにできるので、ゆっくりとするにはよさそうな場所。
昔はここで色々とイベントがあって良く遊びに来ていたんだけどな。
訪れるのもこの時以来振りだろうか。
おやつにソフトクリームを食べた。
濃厚で甘く、登山で疲れた体に染みましたな。
で、さらに道中に温泉もあるので、柚木慈生温泉へ。
山奥にポツンとある温泉で、一見すると営業しているのか分からないぐらい殺風景な様相だが、泉質は炭酸泉で湯船につかっていると気泡が体中にまとわりつくほど良い泉質。県内で好きな温泉の一つだ。なんか効能が高そう。
ゆっくり使って登山の疲れを癒した。
来年も忘れず、タイミングを合わせてヤマシャクヤクを撮影したいところだ。
往路:ヤマシャクヤクルート
走行距離:2.58km
走行時間:1:12'33"
平均速度:28'00"/km
消費カロリー:219Kcal
平均心拍数:154bpm
復路:神角ルート
走行距離:3.21km
走行時間:57'44"
平均速度:18'28"/km
消費カロリー:169Kcal
平均心拍数:126bpm