蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

上弦の月


【月齢7.01】
だんだんと月が肥えてきた。
仕事の帰りが遅く、帰宅した時にはナイフのような月は沈んでいたが、今日は久々に帰宅できたので月の撮影を。

機材
Nikon 1 V3 + FT-1 + Refkex-NIKKOR 500mm F8 三脚固定撮影。
40枚をRegiStax6にて合成。
フルサイズ換算 1350mm。

古くて新しいアイテム。

Refkex-NIKKOR 500mm F8だ。
南天文同好会会長所蔵の物をお借りした。
いつごろの時代の物だろう。


鏡の反射を利用したレンズ。
超望遠レンズを小型軽量に作ることが出来る反面、反射を利用するため光量が得られず、レンズとしては絞りがF8と比較的暗い。そんなこともあってかオートフォーカスに向かないと言われている。
当機はオートフォーカスが出始める以前の物だろうから、当然ピント合わせは手動だ。


いまどきこういうレンズは作れないだろう。

ケンコーが面白半分で作っているようだが、全自動で何もかもやってくれる時代に、流行ることは無いだろう。商業的観点から売れない。

ニコンも、もっと玩具じみた安くて面白いレンズをNikon1システムで展開してもいいと想うんだけどな。オリンパスの『ボディキャップレンズ』みたいなの出たら即買いの面白さなんやけど。


会長の友人から譲り受けたものだったそうだが、その時カビだらけだったものをオーバーホールして復元した。構造が簡単であるからこそできる業だ。
今なお最新鋭のカメラに搭載させ、撮影できることを考えれば、『レンズは資産』という言葉は正しいと想う。


現在のレンズとは違い、鏡筒も金属製で武骨なつくりだ。
古いものだけど、新鮮。


ついでに太陽観察もしてみよう。
借りた時に会長から太陽観察用の『アストロソーラーフィルター』なるものも頂いた。
どうやら太陽観察フィルターを作る材料の一つらしい。


いっちょやってみるか。