先日、バックの修理に出していた『RASTIC』より修理が完了したとの連絡を受けて再びお店に出向いた。
千切れかかったベルト部分の一式交換。バックルはお気に入りだったので使いまわしてもらうようにした。元のベルトよりも少し濃いめの色で、質感も良いところから切り出してもらったものだ。
全体的にオイルを入れて磨いてもらって見違えるような感じになったな。
新しくなった部分と、今まで使い込んでいた部分の変な違和感も無く良い感じの仕上がり具合。
纏ってみても10年近く使ったバックはやっぱりしっくりくる。
高級ファスナーの『riri』。
よく使う側のストライカーがはっきりと分かるようなエイジング。
使い込んだ時のエイジングされた雰囲気と、ノントラブルで未だにスムーズなスライドをするところは高級品の所以。
個人では仕入れることが出来ない部品だ。
くすんだバックルは工業用研磨剤を使って自分で磨き上げた。
流用できる金具は写真のリングも含めて使いまわしてもらい、リベットは以前と違う高価そうなデザインの物が装着されていた。もともと金具はアンティーク調の物を使っていたので、細かいところも含めて違和感のないデザインだ。
ベルトの交換だけでもすっかり見違えたが、確かに自分に馴染んだ愛用のバックだ。
この10年使ってきて主だったダメージ部分はこのベルトの付け根くらいで、バック本体の縫い目や内装は全くと言っていいほど痛みが無かった。
無意味に保管することなく、大切に『使ってきた』こともあるのかな。
さて、また10年は使えるな。
ジーンズ、ジャケット、ブーツ。そしてこのバック。
あと10年は使い込めるアイテムが手元に集結した。
革細工の師匠にオーダーで作ってもらったウエストポーチは、自分で修理を繰り返し15年くらいになるんじゃないかな。
久し振りにまとめて持ち出して、バイクで流してみようかな。
修理ありがとうございました!