蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

写創蔵


いやー、2月の写創蔵移転の写真展に出品して以来、すっかりとご無沙汰をしていた。
流石に出品した作品を回収しないと迷惑だろうし、丁度年会費の支払いもあって久々の訪問となった。
今回の2月に行われた写真は、周天会長宅で撮影したオリオン大星雲をA3ノビでプリントして展示した。
基本スタンスとして、『他の会員の作品とテーマが被らない工夫をする。常に新しい何かをぶつける。』なのでどうしても毎年テーマを推敲する事になり、ある意味それがモチベーションや技術の向上につながっていると自分なりに想っている。
そんなことで、今回のオリオン大星雲はメシエ天体の仮符号M42という事で、ねじ込み式のカメラマウントM42と掛けているつもりだったが、気付いてくれたかなぁ・・・。
八重子さん曰く、見学に来てくれたお客さんはどうやって撮ったのだろうと不思議がられていたそうな。
ふっふっふっ・・・。してやったり。
周天会長には菓子折りの一つでも持って行かねばならんな。

この日、お初にお目にかかる会員さんと写真談義に花を咲かせた。
その御仁は上関にある祝島をテーマに永く撮影を続けているそうで、かく言う俺も、祝島の対岸となる原発建設予定地で開催されていた『田ノ浦ギャザリング』での撮影を担当していたという話で大盛り上がりを見せた。


何も知らない時分、バイクに跨り単騎で建設予定地の正門を突破。
ALSOKの警備員数名に八方を取り囲まれ、事情聴取を受けた。
『やあやあ。我こそは周防国より来た、蒼雷のダイスケと申す。それがしこの先に海の景色が綺麗な場所在りと聞き入り馳せ参じた次第で候。其処場所たるや如何なる場所ぞ。うぬら案内いたせ。』と言ったところ丁寧な対応で建設予定地内部にある見晴らしの良い展望台まで案内してもらい、写真を数枚撮影して帰ったのは今想えば非常に懐かしい思い出である。


【当時の写真】
『うむ。祝島が眼前に広がり、申し分なし。絶景かなぁ〜、あ、絶景かなぁ〜〜』


そんな馬鹿話に付き合ってくれた氏が、帰り際にこれを受け取って欲しいという事で・・・。

写真集を頂きました。自費出版で出されているとても立派な写真集を頂くことは誠に恐縮な思いでならないが、何かの縁という事で大切にさせて貰います。
写真集の中には『田ノ浦ギャザリング』で一緒に遊んだ知人も載っていたりしたので、世の中狭いなと想うばかり・・・。

今年、祝島は4年に一度開催される『神舞』の年。
すっかり失念していたな。まだ一度も祝島へ渡ったことが無いがこれを機会に足を運んでみようか・・・。

山田イサオ氏に感謝である。
ありがとうございました。




『もうそろそろみんなで島の活性化や、自然エネルギーについて本気で考える時期が来たのではないだろうか?』【 私景祝島 より 】

そう、活性化を自らの力でやってみよう。
そう考えて始まったイベント。それが『田ノ浦ギャザリング』だった。
俺の場合、嫁さんと出逢って仲良くなったのはこのイベントだったので一定の効果はあったと自負できる。
ガハハ。


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