蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

オリオンの炎


オリオン座バーナードループ。
【Nikon1 V3 + AF-S Nikkor 50mm F1.4 + 星空雲台『POLARIE』星追尾モード】


先日の皇座山観望会。
大先輩であるEさんからポラリエをお借りすることが出来たので、持ってきていた50mm単焦点をV3に付けて撮影。
35mm換算では135mmの中望遠に早変わり。
望遠ながらF1.4と明るい光学系で、なおかつレンズ中央部の光のみを画像素子に写し込むので、レンズ周辺のコマ収差の影響も周辺減光の影響も受けにくい。
目標天体への導入も慣れていないこともあったが、前々から撮影してみたかった被写体へカメラを向ける。
『オリオン座』だ。
あんまり天文に詳しくなくてもその名は有名だろう。
2つの1等星。5つの2等星を擁するオリオン座は空の上ではひときわ目立つ。
中央に3つの星が並んでいるのも特徴的だろう。


天体写真で撮影してみたいと想っていたのが『オリオン座大星雲』で天文同好会と関わりをもってそれがどこにあるのかを知った。
馬頭星雲なんてものがオリオン座にあるのを知ったのも同時期だ。
オリオン座を取り囲む『バーナードループ』なるものがあるのを知ったのは最近のこと。


オリオン座大星雲、馬頭星雲、そしてバーナードループが収まるであろうようにカメラを向けた。
小さくて分かりにくいが三ツ星の左側の赤い部分が馬頭星雲。
中央の大きく明るいところがオリオン大星雲。
画面上部のうっすら赤くなっているエリアが『バーナードループ』と言われるエリアだ。
巨大な散光星雲らしい。


ただ見上げているだけではわからないが、こうやって詳しく見るといろいろなものが写っている。
その姿かたちを覗けば覗くほど、宇宙とは不思議に満ちている。