蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

山行記 右田ヶ岳 塚原ルート往復


退院して特に体の不調はなくいつもの調子。

天候も午後から晴れるという事で右田ヶ岳を目指す。



樹林帯の緑も、以前来た時よりも濃くなった気がする。
前日まで天候が悪く、午前中もその影響を引きずって、駐車場では霧雨が舞っていた。


標高を上げると周囲は霧に包まれる。
霧、というよりか雲の中だろう。
岩稜帯では山容が見て取れるはずだが、今日の山行は見渡す限り真っ白な世界。


霧に包まれた森は何処か幽玄だ。


うっすらとピークが見えた。
徐々に雲は晴れていくようだ。

山頂に到着。
週末という事もあってか、山頂は沢山の登山客であふれかえっていた。
しかしながら、雲に遮られ山頂からの展望は皆無。

山頂の茂みの奥に一際目立つ花が一輪。

アヤメかな?

ふと足元を見て俺がたまたま見つけて撮影していると他の登山客も寄ってきて盛り上がっていた。
春先からの山の楽しみは草花の観察だろう。
街中では見かけない、なかなか珍しい植物が多い。

下山を開始して間もなく、同じく山頂に居たオジサンから、『ベニドウダン』という綺麗な花が咲いているという場所を教えてもらう。

右田ヶ岳山頂よりすぐ西隣のピークの禿山に木があって、小さな花が咲いていた。



綺麗だな〜。
しばし撮影に没頭。
ベニドウダン。ツツジの一種なんだって。
『紅満天星』と漢字で書くみたい。一発で漢字変換できた。
たしかに木に一杯に花が咲く様は、満天星かも。


下界に行くにしたがって街並みが見えてきた。
天気予報通り、午後からは天気が良くなるようだ。

最後の樹林帯では陽がうっすらと差し込む。


塚原ルート往復
往路:57分
復路:57分
下りは40分程度で下れるのだが、ベニドウダンの撮影に時間を費やしたので遅くなった。
植物の撮影なんかしていると、時間がいくらあっても足りないだろうな。