蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

雪峰

吾輩はスノーピーカーである。


スノーピークの製品デザインと機能性に惚れ込んでしまい、キャンプはじめたての頃よりテントからクッカーにいたるまで主力となるアイテムは一通りスノーピーク製品で揃えてしまっている。


そんなこともあってか、ポイントカードのランクは『プラチナ』にまで登り詰め、毎年この時期になると次年度のカタログが無料でスノーピークより郵送されてくる。

実際には店頭で1000円で販売されているもので、『プラチナ会員』には簡素ながら特別にカタログが収まるケースまでが付いてくるサービスだ。
ここら辺のどっぷり嵌らせる手法はうまいなと想う。



普段店先で無料配布されている様な薄っぺらいカタログ類とは違い、製本具合からその内容までいわゆる『読み物』として面白味がある一冊であり、毎年この時期にカタログが自宅に届くのを楽しみにしている。
もちろん、自分の好きなメーカーが来年はどんな製品を出してくるのかと期待して観ることも楽しみの一つだ。

毎年このスノーピークカタログには心を打つような名言がちりばめられており、『モノづくり』という世界に身を置く者としては、時折背筋が伸びる思いをすることがある。




『遥か昔、僕らの祖先が、
石からナイフを、骨から釣り針を、
土と炎から器を生み出した瞬間の様に、
骨太で、本物の、モノづくりを。
妥当でなく、過剰であれ。
尖っていないものは、
人のココロに決して刺さることは無い。』


『今日も日本のどこかで
獣道を歩き、川を遡り、大雨に打たれ、
力尽きるまで遊ぶのだ。』


【Snow Peak 2016 Outdoor Lifestyl Catalog より抜粋】



決して『信者』と言われるほど盲信している訳ではないが、色々なところで不振にあえぐモノづくり企業が多いなか、こうしたことを言える企業が日本にあるという事はまだまだ捨てたもんじゃないなと想う。


しかし・・・無駄に欲しいもんが一杯じゃ〜。